【インタビュー】ミュージカル「モーツァルト!」木下晴香 「一歩大人になった私で、改めてまっさらな状態で向き合いたい」

2021年3月18日 / 08:00

-ところで、2月5日に22歳の誕生日を迎えましたね。この1年はどんな年にしたいですか。

 大きな変化があるかと言われるとそういうことでもないですが、昨年はスキルアップをしたいと思った日々が続いたので、今年も地道な努力を重ねていきたいと思います。今は、お芝居を頑張りたいという気持ちが強いので、深い世界にまで踏み込んで、きれいにうまく演じるというところを越えた表現ができるようになりたいです。

-では、本作のキャッチコピーに「僕こそミュージック」とありますが、木下さんにとって音楽・歌とは?

 私にとって歌は、自分を開放できる特別なものです。私は、人前で自分の名前も言えない引っ込み思案な子どもでした。そんな私がミュージカルに出会って、舞台の真ん中で歌って踊っているんですから、今でも母親も驚いています(笑)。でも、歌や踊りという表現をする方法があれば、人を前にしても気持ちを表に表すことができるんです。なので、歌は閉じ込めがちな自分を開放してくれるものなのかなと思います。

-改めて作品の見どころを。

 誰もが名前を知っている音楽家のモーツァルトの葛藤や苦悩という人生の裏側や、天才の人間的な部分を熱く、分厚く描いている作品です。楽曲も心を打つ曲ばかりなので、この作品をきっかけに、ミュージカルに興味を持っていただける方が増えたらうれしいなと思っています。

(取材・文/嶋田真己)

ミュージカル「モーツァルト!」2018年公演の様子(写真提供:東宝演劇部)

 ミュージカル「モーツァルト!」は、4月8日~5月6日、都内・帝国劇場ほか、札幌、大阪で上演。
公式サイト https://www.tohostage.com/mozart/

 

 

  • 1
  • 2
 

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

井上祐貴「決して美しい人間関係を描いているわけではありませんが、リアルな描写が多いので、それが共感につながると思います」『男ともだち』【インタビュー】

映画2026年11月5日

-3人のキャラクターに共感はできましたか。  そのキャラクター全部に共感できるというのは、あまりないのですが、ポイントポイントでは、そりゃそうだよねって思う共感はありました。ただ、それは違うぞと思ったところもたくさんありました。 -神名役の … 続きを読む

相葉雅紀「チームメイトの障がい者の皆さんから、ものすごい熱量を感じました」黒島結菜「相葉さんは本物の野球チームの監督のようでした」実際の障がい者たちとも作り上げた奇跡の物語『4アウト ─もう一度、プレイボール─』【インタビュー】

映画2026年11月3日

-お話を伺っていると、参加した皆さんが一丸となって作り上げたすてきな現場だったことが感じられます。 相葉 原作・脚本の平山讓さんは、取材から含めて30年くらいこの作品と向き合っていますし、稲垣(壮洋)監督も何年もの時間をこの作品に費やしてい … 続きを読む

山崎育三郎「一番、自分に近い存在」 ミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が伝える「解釈力」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月31日

-改めて、この作品の魅力はどんなところにあると感じていますか。  僕は、生きていく中で「解釈力」が大事だなと思っています。生きているといろいろなことが起きますよね。大変な状況や苦しいこと、大失敗もある。でも、起こった事実は変えられなくても、 … 続きを読む

【映画コラム】10月の公開映画から

映画2026年10月31日

「クジラに落ちた男」(16日公開)★★★ 父を知り、父を乗り越える  巨大なマッコウクジラに丸のみにされた17歳のジェイ(オースティン・エイブラムス)が、亡き父の教えを頼りに脱出を図る。ブライアン・ダッフィールド監督が描くのは、「ピノキオ」 … 続きを読む

柳楽優弥「川栄さんと真剣に作品に向き合ってきた」川栄李奈「柳楽さんを信頼しています」共演4度目の2人が伝説的作品に挑む『RYUJI 竜二』【インタビュー】

映画2026年10月30日

-以前お話を伺った際、柳楽さんはご自身のお芝居について「以前は自分を役に寄せていくやり方をしていたが、『浅草キッド』の後からは、自分のパーソナルな部分を役に反映させて演じるようにしている」というお話をされていました。今回、竜二という役に対し … 続きを読む

page top