【インタビュー】舞台「陽だまりの樹」早乙女友貴 手塚治虫原作の「今の世の中の状況とリンクする物語」で挑む武士役

2021年3月2日 / 08:00

-ところで、新型コロナウイルスにより、演劇・舞台業界は大きな影響を受けています。本作もコロナ禍での上演となりますが、それについてどう考えていますか。

 僕も昨年、出演していた劇団☆新感線の公演が中止になるという経験をしました。僕は1歳半で初舞台に出させてもらって、そこから日常の中にお芝居があるという生活を送ってきたので、舞台に出ることを当たり前のように感じていたんです。もちろん、大人になってからは、舞台に出られることは当たり前ではないと理解はしていましたが、それでも新型コロナウイルスによって世界が大きく変わったときに、自分はものすごく恵まれていたんだと改めて気付かされました。それと同時に、僕たちは俳優で、人に何かを届けるということが仕事なので、それをなくしたくないという思いも湧きました。もちろん、コロナによってつらい思いをされていらっしゃる方がいることも分かっていますし、こんな世の中に舞台をやるなんてと思われる方もいらっしゃると思います。でも、僕は、この状況を前向きに受け止めて、これは、僕たちが進化していくために必要な時期だったと考えていきたいです。なので、今回、コロナ禍にあっても、この作品をやらせていただける機会を頂けたことはすごくうれしいですし、一人でも多くの方に見てもらいたいという思いで稽古に臨んでいます。

-改めて、公演への意気込みを。

 まずは、初日の幕を開けることだと思います。僕たち役者も、スタッフの皆さんも、徹底したケアをして、コロナ感染者を出さないというのが一番の願いです。初日の幕を開けることができなければ、お客さまにお見せすることができませんし、何も始まらないので、まずは無事に幕を開けて、そして千秋楽に無事に幕を下ろせるように。僕たちは体に気をつけ、メンテナンスをして、いろいろな対応をしながら稽古に励みますので、ぜひ見ていただけたらと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

舞台「陽だまりの樹」

 舞台「陽だまりの樹」は、3月5日~14日、都内・ヒューリックホール東京、3月27日~28日、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演。
公式サイト https://hidamari-stage.jp/

 

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