エンターテインメント・ウェブマガジン
小関 僕は自分と向き合えた時間を過ごせた1年だったと思います。暗いニュースがある中でも、絵を描いたり、音楽を作ったり、仲が良かった人とより仲良くなって作品を作ったりと、誰かと一緒にものを作る時間が続いていたので、自分の心情や技量に向き合う時間が多かったな、と。自分を見詰め直すことができたので、有意義に過ごせたと思います。
三浦 僕は、1年を通して、自分はないものねだりをしていたんだなと感じました。ずっと舞台が続いているのは、とてもありがたいことではあるのですが、時々、休みたいと思うことがあるんです。でも、(新型コロナで)強制的に何もかもなくなって、舞台も中止になってしまったときに、仕事がしたくて仕方がなかったんです。改めて、大好きな舞台に立てる喜びを痛感しました。
三浦 舞台に立ち続けていたいです。僕自身も、どこか舞台がクローズすることに慣れてしまっているところはあるのですが、慣れるのはとても怖いことだとも思っています。なので、「Show must go on」な1年になればと思います。
小関 僕は今年、自分と向き合えたことで、来年は、より積極的に物作りに励んでいきたいと思っています。それが、役者の仕事にも反映されて、新たな視点を持って役と向き合うことにつながると思います。
三浦 仕事や学校が始まって憂鬱(ゆううつ)になった気分も吹き飛ばせるような作品を目指して、楽しく演じていきたいと思いますので、楽しみにしていてください。笑える作品になっていると思います!
小関 新妻聖子さんから、実はこの作品は「勇者ヨシヒコ」の原案になっていると聞きました。そう考えると、「ザ・ヨシヒコ」である山田さんがこの作品の主役を演じるというのは、「ヨシヒコ」のコアファンにとっても、福田作品のコアファンにとっても、すごくエモーショナルなものだと思います。舞台は生ものですので、ぜひ生で、作品の世界観を感じてもらえればと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」は、2021年1月18日~2月14日、都内・東京建物Brillia HALLほか、大阪、福岡で上演。
公式サイト https://www.spamalot.jp/
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