【インタビュー】「熱海殺人事件 ラストレジェンド~旋律のダブルスタンバイ~」乃木坂46・新内眞衣「人の心を動かせるように頑張ります」

2020年12月29日 / 07:00

 乃木坂46の新内眞衣が、1月14日から上演される「熱海殺人事件 ラストレジェンド~旋律のダブルスタンバイ~」に、ヒロイン・水野朋子婦人警官役で出演する。本作は、劇作家・つかこうへいが1973年に文学座に書き下ろした、自身の代表作。今回の公演は、「日本演劇の聖地」とも呼ばれた「紀伊國屋ホール」の改修工事前最終公演でもあり、これまで何度も再演された芝居をダブルキャストで上演する。つか作品初挑戦となる新内に、本作への意気込みや舞台出演への思いを聞いた。

水野朋子役の乃木坂46・新内眞衣

-久しぶりの舞台出演になります。出演が決まったときの気持ちを教えてください。

 すごくびっくりしました。舞台は3年ぶりなので、不安が大き過ぎて「本当に私で大丈夫ですか?」って何度も確認してしまいました(笑)。

-これまでに上演された「熱海殺人事件」は観劇しましたか。

 はい。2019年上演の「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」を見させていただきました。熱量が高い作品で、熱いお芝居だなと感じましたが、(せりふが)早口で、スピーディーな展開のお話に、これを自分ができるんだろうかと不安になりました(笑)。私、今までヒロイン役をやったことがないんです。なので、今(稽古前)は不安が大きいですが、演出の岡村(俊一)さんにご指導していただきながら、頑張っていきたいと思います。

-台本を読んで、水野という役柄についてはどう感じましたか。

 チャーミングな人だなと思いました。(劇中では)お嫁にいくのか、仕事をするのかというはざまで揺れ動いているのですが、その姿はきっと30代の女性に刺さるんじゃないかなと思います。アラサーになると、結婚のことや自分のことを考える機会が多くなると思います。そんな等身大の姿が描かれているので、私自身も水野の気持ちに共感する場面がたくさんありました。

-では、水野との共通点も多い?

 部長(木村伝兵衛部長刑事)のことがすごく好きで、結婚するなと引き止めてほしいのに、それを伝えることができず、突き放してしまったり…と、素直になれないところは似ているかな。

-そんな水野をどう演じたいですか。

 舞台初心者なので、これからお稽古の中で、岡村さんに教えていただきながら作っていきたいと思っていますが、それ以前に、しっかりとお客さんに届けることが最低限だと思っているので、まずはそれを意識したいと思います。

-水野は、まくし立てるようなせりふ回しも多く、難しい役どころですね。

 そうですね。水野は、怒ってばかりいる人物なのですが、私は普段、怒って叫んだり、怒鳴ったり、泣き叫んだりすることがないので、怒りの表現の仕方も難しいなと思っています。最初は手こずるとは思うのですが、うまくできるようになったら、演じることがもっと楽しくなると思うんですよね。普段の生活の中では怒鳴り散らすことはできないので、それを思い切りステージでしてみたいです。

-稽古に向けて、何か準備はしていますか。

 自宅で、声を出して台本を読んでいます。それで気付いたんですが、私は、さ行がめちゃくちゃ苦手なんです(笑)。(東京警視庁を舞台にした作品なので)台本には警察用語がたくさん出てくるんですが、なぜか警察用語にはさ行がすごく多いんですよ。「潜入捜査」とか。なので、今はさ行を克服できるように、自宅でも練習してます。

-ダブルキャストで水野を演じる、愛原実花さんの印象は?

 ビジュアル撮影のときにごあいさつをさせていただいただけで、まだしっかりとお話もできていないのですが、そのときにはすごくりんとされている方という印象がありました。舞台のご経験も豊富なので、お稽古ではいっぱい見させていただいて、いっぱい勉強して吸収しようと思います。

-ところで、2020年を振り返ってみて、新内さんにとってはどんな1年だったと感じていますか。

 たくさん工夫ができた年なんじゃないかなって思います。新型コロナもあって、ネガティブに捉えられていることも多いと思います。でも、自粛があったからこそ、たくさんのアイデアが生まれました。例えば、オンラインのライブやリモートでのラジオだったりというのは、みんなが今までの常識を壊して考えたからこそできたことだと思います。工夫をすれば、どうにか届けることができるということも実感できた1年でした。

 
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