【インタビュー】「舞台『ハイスクール!奇面組3』~危機一髪!修学旅行編~」和田まあや(乃木坂46)「一緒の空間で、一緒に笑えたらいいなと思います」

2020年11月6日 / 07:00

 学園ギャグマンガ『ハイスクール!奇面組』を舞台化した「舞台『ハイスクール!奇面組3』~危機一髪!修学旅行編~」が11月18日(水)から上演される。第3弾となる今回は、高校生活最大のイベント、修学旅行でのドタバタが描かれる。本シリーズには初出演となる、ヒロイン河川唯を演じる乃木坂46の和田まあやに、公演への意気込みを聞いた。

河川唯役の和田まあや

-漫画を原作とした舞台には初めての出演になりますね。まず、出演が決まってどんな気持ちでしたか。

 正直に言うと、「私で大丈夫なんですか」っていう不安が大きかったです(苦笑)。マネジャーさんにも、「こういった舞台も初めてですし、演技経験もほとんどないので、とても心配です」とお話しして、それで(演出の)なるせ(ゆうせい)さんにお会いさせていただきました。そこで、なるせさんから「一緒にやろう」と言っていただいたので、やるとなったら頑張ろうと思っています。

-原作の漫画を読んで、アニメも見たそうですが、率直な感想は?

 出てくる登場人物が、全員キャラが濃くて、すごく面白いので、夢中になって見ちゃいました! ドタバタがずっと続いているので、いい意味で「何やってんの!」って思うシーンも多くて、面白かったです。ただ、これを舞台にするのは大変だなとは思いました。第1弾と第2弾の舞台の映像も見させていただいたのですが、アニメを見ているような楽しさと、キャストさんたちの個性が混ざり合って、素晴らしかったです。でも、皆さんがすご過ぎて、私にできるのかなって、不安にもなりました。この作品は、見ると元気をもらえる作品だと思うので、みんなをハッピーにできるように私も頑張ろうと思います。

-和田さんが演じる河川唯は、どんなキャラクターだと考えていますか。

 声もしぐさもすごくかわいいけど、どこか抜けているところがあって、親しみやすい子だと思います。すごくすてきなキャラクターだなと思ったので、そのキャラクターを演じられるのは、すごくうれしいです。

-「かわいさ」がキーワードのキャラクターだと思いますが、それはどう表現したいですか。

 そうなんです、どうしましょう(笑)。とりあえず、アニメをたくさん見て学びたいと思います。でも、私は普段、キャピキャピしたタイプではないので、それを思い切り出して演じられるのは楽しいなと思っています。

-ビジュアル撮影では、初めてウィッグを着用して撮影したそうですね。河川唯になった自分の姿はいかがでしたか。

 ピンクの髪で、しかもここまでのショートはやったことがなかったので、テンションが上がりました! ウィッグをつけたら一瞬で雰囲気が変わって、衣裳もまさにアニメそのままだったので感動でした。

-ところで、和田さんはもともと舞台やお芝居に興味があったんですか。

 いや、自分にはあまり向いていないんじゃないかなとずっと思っていました。どこか苦手意識があって。見るのは好きなのですが、覚えるのも苦手ですし、自分がやるとは思わないで生きてきました(笑)。

-では、今回の出演は、和田さんにとっては大きな一歩ですね。

 はい。(2019年に出演した)MASHIKAKU CONTE LIVE「ユニコーン」と「リンドバーグ」で、自分らしくできたので、そのときには楽しさも感じることができたんです。それで、いろいろなことに挑戦したいと思って、今回も出演させていただくことにしました。演技はまだまだだと思いますが、できる限りのことをしたいと思います。

-今回の舞台に出演することで、どんな成長を期待していますか。

 今はまだ初めてのことに挑戦する不安が大きくて、どうなるんだろうと、未知の部分も大きいのですが、これから稽古を重ねて、楽しんで演じられるようになれればいいなと思います。

-ライブなどでも、乃木坂としてファンの前に立つ機会が多いので、舞台は近いものがありそうな気がしますが。

 はい、私も近いところはあると思っています。きっとステージからお客さまの顔も見えると思うので、見える分、緊張します(笑)。今、新型コロナウイルスの影響で、握手会も全然行えていないんですよ。最後にライブをした2月以降、ファンの方と直接お会いできる機会もないままなので、久しぶりにファンの方とお会いできるのはすごく楽しみです。私のブログにも、「何日に行くよ」とか、「全公演行く」とか、コメントしてくださっている方もいるので、楽しみですが、目が合うとちょっと緊張しちゃうので、カーテンコールまでは見ないようにしたいと思っています(笑)。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山時聡真、中島瑠菜「倉敷の景色や街並みや雰囲気が、僕たちの役を作ってくれたという気がします」『蔵のある街』【インタビュー】

映画2025年8月19日

 昔ながらの街並みが残る岡山県倉敷市の美観地区を舞台に、街で花火を打ち上げようと奔走する高校生たちの奮闘を描いた青春映画『蔵のある街』が8月22日から全国公開される。倉敷市出身の平松恵美子監督が手掛けた本作で、倉敷市に住む高校生の蒼と紅子を … 続きを読む

ファーストサマーウイカ「それぞれの立場で“親と子”という普遍的なテーマについて、感じたり語り合ったりしていただけたらうれしいです」日曜劇場「19番目のカルテ」【インタビュー】

ドラマ2025年8月17日

 TBSでは毎週日曜夜9時から、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」が放送中。富士屋カツヒトによる連載漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作に、「コウノドリ」シリーズ(TBS系)の坪田文が脚本を手 … 続きを読む

橋本愛 演じる“おていさん”と蔦重の夫婦は「“阿吽の呼吸”に辿り着く」【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年8月16日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。本作で蔦重の妻・ていを演じているのは、今回が4度目の大河ドラマ出演で … 続きを読む

山里亮太「長年の“したたかさ”が生きました(笑)」 三宅健太「山里さんには悔しさすら覚えます(笑)」STUDIO4℃の最新アニメ『ChaO』に声の出演【インタビュー】

映画2025年8月15日

 『鉄コン筋クリート』(06)、『海獣の子供』(19)を始め、個性的なアニメーションを次々と送り出してきたSTUDIO4℃。その最新作が、アンデルセンのおとぎ話『人魚姫』をベースに、人間の青年・ステファン(声:鈴鹿央士)と人魚王国のお姫さま … 続きを読む

ウィリアム・ユーバンク監督「基本的には娯楽作品として楽しかったり、スリリングだったり、怖かったりというところを目指しました」『ランド・オブ・バッド』【インタビュー】

映画2025年8月14日

 ラッセル・クロウとリアム・ヘムズワースが共演し、戦場で孤立した若手軍曹と、彼を後方から支援する無人戦闘機のベテラン操縦官の闘いを活写したサバイバルアクション『ランド・オブ・バッド』が8月15日から全国公開された。米海軍全面協力のもと、入念 … 続きを読む

Willfriends

page top