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国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」の映画シリーズ28作目となる『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』が9月11日から公開される。本作に登場する空に浮かぶ王国「ラクガキングダム」の防衛大臣役でゲスト声優を務めた山田裕貴に、アニメ声優初挑戦についてや、「しんちゃん」への思いなどを聞いた。
僕は小さいころからアニメや声優さんが大好きでした。デビュー作の「海賊戦隊ゴーカイジャー」では、素晴らしい声優さんたちとお会いすることができました。うれしくて、サインをもらったりもしました(笑)。戦隊ものも、変身後は自分で声を当てたので、俳優をやっていく中で、一度は声優をやってみたいと思っていました。ただ、アニメ作品は今回が初めてなので、レベルの高い声優さんたちに交じって、浮いて聞こえないかがちょっと心配です。宮野真守さんにアドバイスを頂こうかなと思いました。
声の抑揚や息の使い方や圧、その全てをコントロールしているようなところがあって、地で話しているのか、作って話しているのかが分からない…。普段の話し方とも違うので、そういうところが難しいと思います。どうやって声の色を出しているのかが不思議です。
子どものころはよく見ていて、まねをしたりしていました。ギャグのセンスが高いなと思いながら見ていました。ただ、子どものころはやんちゃな友達みたいな感覚だったけど、大人になった今は、逆に、しんちゃんの自由な発想に憧れます。こんなふうに生きられたらいいなと。
うれしかったです。家族に「しんちゃんの映画で声をやらせてもらえることになった」という報告をしたら、母から「よくまねをして、おしりを出していたもんね」と言われました(笑)。ただ、子どものころなら、いい意味で、しんちゃん寄りで「うれしいです」という感覚だけだったかもしれませんが、大人になった今、感じたのは、これだけシリーズとして続いている作品に、ゲスト声優として出させていただいて、「楽しんでやりました」だけでは嫌だなと。声のプロの方々に交じってやらせてもらえる、ということで、楽しいだけではない何かを感じました。とはいえ、楽しむことも忘れず、しっかりと悔いが残らないように、妥協しないで、ちゃんと防衛大臣のキャラクターを作り上げられていたらいいなと思います。
自分の中では、チャレンジしてみたいということではなくて、もともとやりたいと思っていたことをやらせてもらっているという感覚です。朝ドラ(「なつぞら」)もオーディションに受からなければ出られなかったので、挑戦というよりも「ありがとうございます」という感じです。もともとオファーがないとできない仕事なので。でも、受け皿としては、「いつか朝ドラも声優もやりたい」という気持ちは持っていたので、夢がかなったというところもあります。ただ、まだ満たされてはいません。もっと先に何かがあるような気がしています。
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