エンターテインメント・ウェブマガジン
レイ 彼らは2人とも素晴らしくて、イアンとバーリー役にぴったりでした。トムは、自分に自信がなくて、内気でぎこちないけど、同時に人々が共感できる魅力も持ったキャラクターを見事に演じてくれました。クリスは、もともとすごく楽しい人です。私たちは、バーリーのキャラクター作りにはとても自信があったので、その役には、大きな心や、ユーモアにあふれた面白い人が必要だと考えました。クリスはそれらの要素を全て持っていましたし、心を込めて演じてくれました。私たちは、観客に、イアンとバーリーに恋をしてもらいたいと考えていました。特にバーリーの広くて大きな優しい心に触れ、彼がどのように弟を思っているのか、ということを知ってほしかったのです。その意味で、クリスはバーリーを完璧に演じてくれました。
スキャンロン 僕らは、この映画の、ユーモアがあって面白くて笑いを誘うところが大好きです。僕らにとって、この映画はとてもエモーショナルで感動的なものです。そして、映画作りを通して、自分を応援してくれた人々に感謝する気持ちを分かち合えたことはとても重要でした。人々が、この映画を見て笑ってくれることを願っていますし、キャラクターに自分自身に重ねて、共感できる部分を見つけたり、家族や自分の人生に関わる人々に感謝して、素直な思いを伝えてくれたらいいと思います。
レイ 私もそう思います。この映画は、家族や自分たちの周囲にいる人とのつながりについて描いています。日本のファンの人たちが、そうしたことに共感し、映画の中の、より深く、リアルで強いテーマを見つけてくださるといいなと思います。それは、例えば、人とのつながりということ、誰かを応援して支えるということ、自信をつけることなどです。それらが日本の皆さんの共感を呼ぶことを願っています。
(取材・文/田中雄二)
映画2025年5月17日
-役作りをする上で気を付けたことはありましたか。 気を付けたことで言うと、子どもたちがメインで見るので、物語の展開もそうですけど、スピード感みたいなものは割と気を付けていました。あとは、「こうやって言ったら分かるよね」というような、押し付 … 続きを読む
映画2025年5月16日
『ノスフェラトゥ』(5月16日公開) 1838年。不動産業者のトーマス・ハッター(ニコラス・ホルト)は、自身の城を売却しようとしているオルロック伯爵(ビル・スカルスガルド)のもとへ向かう。 トーマスの不在中、彼の新妻エレン(リリー=ロー … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年5月16日
-ドラマ化が大ヒットを記録したこの作品をミュージカル化することにはどのような思いがありますか。 この作品をミュージカルにするのは、すごくハードルが高いのではないかと思ったので、驚きました。ストレートプレーで上演した方が、もっとダイレクトに … 続きを読む
映画2025年5月15日
-クリストファー・マッカリー監督の印象は? 今や彼は自分のおじさんのような存在なので「マッカリーおじさん」みたいな呼び方をしていますが、自分にとっては先生ですね。彼は演出だけではなくて指導力もとても優れています。自分が恵まれていると思うの … 続きを読む
映画2025年5月12日
ーところで本作は、研さんの9年ぶりの映画主演作だそうですね。 研 そういうことは全く頭になかったです。「何周年記念のお祝い」みたいなことがあまり好きではないんです。「何年やったからといって、何が偉いの?」と思ってしまって。自分が人間的に成長 … 続きを読む