【インタビュー】舞台「脳内ポイズンベリー」市原隼人「役者として本来の仕事ができるのが舞台。初心に返って、一つ一つ繊細にアプローチしていきたい」

2020年1月31日 / 15:48

-ところで、本作で描かれている脳内会議を市原さんご自身も行うことはありますか。

 もちろん、ありますよ(笑)。時には自制心が抑えられなかったり、欲に負けてしまったりもします(笑)。この作品では、そういった人間くさい部分もまた面白いと思いますが、現実社会で自分を省みてみると愚かさしかないです(笑)。
 

-改めて、公演への意気込みを。

 普段は表に出ることがない感情たちのあふれ出す思いをご覧いただける、貴重な作品になると思います。この作品を見ることで、価値観や視点、感じ方がより豊かになると思うので、ぜひご来場いただけたらうれしいです。笑えるところもあり、人間の愚かさに共感できるところもあり、ともに苦しむ場面もある見どころいっぱいの作品ですので、ぜひ楽しみにいらしてください。
 
(取材・文・写真/嶋田真己)
 

舞台「脳内ポイズンベリー」

 舞台「脳内ポイズンベリー」は3月14日~29日、都内・新国立劇場 中劇場で上演。
公式サイト https://www.nounai-poison-berry.jp

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

二宮和也「子どもたちの映画館デビューに持ってこいの作品です」『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺダンシングPARTY』【インタビュー】

映画2025年5月17日

-役作りをする上で気を付けたことはありましたか。  気を付けたことで言うと、子どもたちがメインで見るので、物語の展開もそうですけど、スピード感みたいなものは割と気を付けていました。あとは、「こうやって言ったら分かるよね」というような、押し付 … 続きを読む

【週末映画コラム】異色ホラーを2本 デミ・ムーアがそこまでやるか…『サブスタンス』/現代性を持った古典の映画化『ノスフェラトゥ』

映画2025年5月16日

『ノスフェラトゥ』(5月16日公開)  1838年。不動産業者のトーマス・ハッター(ニコラス・ホルト)は、自身の城を売却しようとしているオルロック伯爵(ビル・スカルスガルド)のもとへ向かう。  トーマスの不在中、彼の新妻エレン(リリー=ロー … 続きを読む

新原泰佑、世界初ミュージカル化「梨泰院クラス」に挑む「これは1つの総合芸術」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年5月16日

-ドラマ化が大ヒットを記録したこの作品をミュージカル化することにはどのような思いがありますか。  この作品をミュージカルにするのは、すごくハードルが高いのではないかと思ったので、驚きました。ストレートプレーで上演した方が、もっとダイレクトに … 続きを読む

グレッグ・ターザン・デイビス「とにかく、ただ純粋に面白い映画を撮ることだけが、自分たちに与えられたミッションでした」『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』【インタビュー】

映画2025年5月15日

-クリストファー・マッカリー監督の印象は?  今や彼は自分のおじさんのような存在なので「マッカリーおじさん」みたいな呼び方をしていますが、自分にとっては先生ですね。彼は演出だけではなくて指導力もとても優れています。自分が恵まれていると思うの … 続きを読む

研ナオコ、認知症のおばあちゃん役で9年ぶりの映画主演「主演女優賞を狙ってます(笑)」岡﨑育之介監督「研さんの人生の奥行きがにじみ出た」『うぉっしゅ』【インタビュー】

映画2025年5月12日

ーところで本作は、研さんの9年ぶりの映画主演作だそうですね。 研 そういうことは全く頭になかったです。「何周年記念のお祝い」みたいなことがあまり好きではないんです。「何年やったからといって、何が偉いの?」と思ってしまって。自分が人間的に成長 … 続きを読む

Willfriends

page top