【インタビュー】舞台「相対的浮世絵」石田明「舞台に出れば出るほど、それが漫才にも生きてくる」

2019年9月20日 / 15:07

―お芝居に出演する際の役作りはどのようにされていますか。

 演劇プランをたくさん持って稽古場に来られる役者さんもいらっしゃると思いますが、僕はそういうことができないので、稽古をしていってそのキャラがどれだけなじむか待ちみたいなところがあります。ある日、急にストーンと落ちてくることがあるので、それが徐々に増えていって、役がハマったらいいなと思います。

 それから、座組みの中の人間関係が良ければ芝居もより良いものになると思っているので、今回は伊礼さんとどれだけ仲良くなれるかが大事だと思っています。なので、僕の役作りとしては、キャラをどうするかよりも、どれだけの仲が作れるかということに重きを置いています。

―石田さんは誰とでもすぐに仲良くなれるタイプですか。

 そうですね。芸人さんはなれないんですけど、役者さんはなれます(笑)。

―なぜ芸人さんはなれないんですか(笑)。

 オーディションを受けている気になっちゃうんです。つねに面白いことを要求されて、試されているような気がして、普通にしゃべれないんです。だから、僕、芸人の世界では全くしゃべらないです(笑)。役者さんの中に入っている時は、特別面白いことを言うわけではないですが、普通にしゃべっています。舞台をやると、共演者の方とは大抵仲良くなれるので、共演した方とは今でも連絡をとっています。僕が次に書いた舞台に、そうやって仲良くなった役者の方に出ていただくこともありますし、縁は大切にしたいと思っています。

―改めて、作品への意気込みを。

 面白い脚本に、僕たちがどれだけ面白い要素を足せるのかだと思っています。そして、それと同時に、この舞台が伝えたい本質を明確に見せられたらいいなと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

 舞台「相対的浮世絵」は10月25日~11月17日に東京・下北沢本多劇場、11月22日~24日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演。詳細はhttp://cubeinc.co.jp/stage/info/soutaiteki2019.htmlへ。

舞台「相対的浮世絵」 関守役の石田明(NON STYLE)

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