「2人の主人公・金栗四三と田畑政治をつなぐ重要な役。皆さんにきちんとついていきたい」仲野太賀(小松勝)【「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」インタビュー】

2019年8月25日 / 20:50

-熊本弁はいかがでしょうか。

 なかなか大変ですが、熊本ことば指導の先生が真摯(しんし)に教えてくださるので、指導を受けながら、一生懸命やっているところです。勘九郎さんも熊本弁は完璧なので、いろいろとリードしていただいています。例えば、僕がアドリブに苦戦していると、勘九郎さんが率先してやってくださったり、僕が勘九郎さんの言っていることを参考にしてみたり…。時には「こういうときは、こう言ってみたら?」と、勘九郎さんがアドバイスをくれることもあります。

-ところで、小松は金栗さんと一緒に美川(秀信/勝地涼)くんに会う場面もあるようですね。

 そうなんです。実は、この作品が決まる前、僕が勝地さんと一緒に名古屋でドラマを撮影していたとき、ちょうど勘九郎さんが平成中村座の公演をしていたことがありました。そこで、勘九郎さんと親交のあった勝地さんに誘われてその公演を見に行ったら、終わった後、一緒に食事する機会があったんです。そのとき、勝地さんと「勘九郎さんと絶対に共演したいね」と誓い合っていたら今回、3人でご一緒する場面があって…。台本を見てびっくりしました。「いだてん」は登場人物が多いので、知り合いでもなかなか現場が一緒にならないのに、3人で共演できるなんて、すごい縁だな…と。とても楽しかったです。

-これからの意気込みのほどを。

 「いだてん」は、周りを見渡してみると、どこを取っても素晴らしいキャストしかいません。勘九郎さんや綾瀬はるか(池部スヤ役)さん、柄本佑(増野役)さん、三宅弘城(黒坂辛作役)さん…。皆さん本当にすごい。そういう素晴らしいキャストが作り上げたシーンは、間違いなくいいものになっているはずです。だから、僕も皆さんに遅れることのないよう、きちんとついていきたいと思っています。

(取材・文/井上健一)

小松勝役の仲野太賀

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

柚香光「つややかで、あでやかで、華やか、そして情に深く」 最後の「髑髏城の七人」に挑む思い【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月11日

-役者としては、そのいのうえさんが提示したものを超えるというのは大変だったのでは?  いのうえさんがやると稽古場がドカンと揺れるぐらい周りにいる皆さんが笑うので、いのうえさんの後にやるというのはなかなかのプレッシャーでした(笑)。 -今作の … 続きを読む

堤真一「自分なりの演じ方」で描き出す 濵田崇裕、ローマは「僕が出会ったことがない人間」 「グレンギャリー・グレンロス」で初共演【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月10日

-そうした役柄に共感するところはありますか。 濵田 ローマは、二幕になると、途端に本性が見えてきて、それまで隠していたものがあることが分かるので、どれが本当のローマなんだろうかと思います。なので、共感は難しいですが、これまで僕が出会ったこと … 続きを読む

戸田菜穂「スッとあの時代に入っていけるような空気がありました」名作漫画の実写映画化で、昭和の母を好演『遥かな町へ』【インタビュー】

映画2026年10月9日

-戸田さんが当時の生活に引かれる理由は何でしょうか。  昔から、向田邦子さん(「寺内貫太郎一家」、「阿修羅のごとく」などを手掛けた昭和の脚本家、小説家)の作品や、そこ描かれている戦後昭和の生活スタイルが好きだったんです。世の中は今よりもずっ … 続きを読む

【映画コラム】9月の公開映画から

映画2026年10月8日

「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」(11日公開)★★★ 戦争が残した加害と被害の記憶  ベトナム戦争に従軍した元海兵隊員アレン・ネルソン(ロドニー・ヒックス)は、帰国後も戦場の記憶に苦しみ続ける。だが、自らの戦争体験を人前で語り始 … 続きを読む

伊原六花「七五三掛さんが一緒で心強い」七五三掛龍也「伊原さんはオールマイティーな方」痛快リベンジ・エンターテインメントで共演「小麦とバターと復讐と」【インタビュー】

ドラマ2026年10月7日

 10月7日(水)よる11時からカンテレ・フジテレビ系全国ネット「水ドラ★イレブン」枠で、新ドラマ「小麦とバターと復讐と」がスタートする。  夫と助手に裏切られ、命を落としたパン職人の野崎ミチルが、2年前にタイムリープし、過去をやり直しなが … 続きを読む

page top