【インタビュー】『ライオン・キング』ジョン・ファブロー監督「技術やキャスト、作品のトーンで変化をつける努力をし、新たな『ライオン・キング』を作ることができたと自負しています」

2019年8月2日 / 15:26

-私が子どもの頃に最初に見たディズニーのアニメーション映画は『ジャングル・ブック』(67)だったので、監督が撮った“実写版”の『ジャングル・ブック』(16)の出来には大変驚きました。今回はそれに続く“超実写版”でしたが、何か大きな違いはありましたか。

 私も、最初に見たディズニーのアニメーション映画は『ジャングル・ブック』でした。ただ『ジャングル・ブック』は、何度も見返すというタイプの映画ではありませんでしたよね。私もあなたも他にすることがたくさんあったし…(笑)。だからリメークをする際にも、物語も含めて、私たちがより良くする余地がありました。ところが、『ライオン・キング』の場合は、オリジナルのストーリー自体が素晴らしく、観客も物語の全てを細部まで覚えているので、私たちがアップデートする余地があまりありませんでした。それが大きな違いでした。

 (アメリカの場合)通常のアニメーション作品は、俳優の声を先に録音して、アニメーターたちがそれを聴きながらキャラクターを作っていきます。すると、動きが少し漫画チックになったり、大げさになったりもしますが、今回は、ドナルドやセス、そしてティモン役のビリー・アイクナーたちの映像を先に撮って、それを参考にしながら、生き物たちを動かしていきました。なので、モーションキャプチャーに近いような作り方ができました。もし、人間の表情までもコンピューター映像で処理をするということであれば、それはどうなのかとは思いますが、超実写版的に見れば、今回の手法は最高だったと思います。

-ご自身、俳優でもありますが、このように人間(俳優)が出てこない映画をどう思いますか。

 決して脅威だとは思っていませんよ。もっと脅威に感じることが他にもあるので…(笑)。

(取材・文/田中雄二)

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