【インタビュー】『バースデー・ワンダーランド』杏「チィは『実写でも演じられるのでは?』と思うぐらい、自分に近い印象を受けました」

2019年4月25日 / 14:36

-大人も子どもも楽しめる作品ということで、お薦めのポイントを教えてください。

 見たこともない景色をたくさん見ることができますし、「こんなことができたらいいな」と思う魔法のようなものが次々と出てきます。そういうところは、子どもはもちろん、大人も童心に返って楽しんでいただけるのではないでしょうか。アカネとチィの2人が一緒に旅するという点では、大人はチィに、お子さんはアカネに、それぞれ感情移入しながらご覧いただけると思います。

-アカネとチィは、ワンダーランドでたくさんの不思議な体験をしますが、ご自身が体験してみたいと思ったものは?

 水中を移動するとき、水の中でも息ができるようになるんです。それが、すごくうらやましかったです(笑)。

-杏さんは最近、声の出演が増えつつあるようですが、声優という仕事に対する意欲は?

 やはり、実写ではできない夢のある世界は楽しいですね。子どもたちのためにも、こういう夢のある作品を残していきたいなと思っています。ただ、プロフェッショナルな方がたくさんいらっしゃいますし、私自身もやればやるほど、難しさを感じるようになってきました。そういう意味で、声高に言うのはおこがましいことですが、機会があればこれからも続けていきたいです。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【Kカルチャーの視点】レジェンドたちの「朝鮮の旅」たどった写真家の藤本巧さん

2025年9月18日

▼新しい美の概念  志賀直哉や武者小路実篤らと文芸雑誌『白樺』を創刊し、西洋美術を紹介していた柳宗悦(1889-1961)は、浅川兄弟との関わりで初めて朝鮮に興味を持つことになる。  「(彫刻家を目指していた)伯教さんは『白樺』を読み、柳先 … 続きを読む

エマニュエル・クールコル監督「社会的な環境や文化的な背景が違っても、音楽を通して通じ合える領域があるのです」『ファンファーレ!ふたつの音』【インタビュー】

映画2025年9月18日

-劇中に流れるさまざまな曲は、全て監督のチョイスですか。  音楽は全て私のチョイスです。こういうシーン、こういう状況だったらこの音楽は意味があるかなと考えながら一つ一つ選んでいきましたが、いろんな人たちの意見も聞きましたし、私自身もたくさん … 続きを読む

前田旺志郎「世の中に関心を持つ大切さに気付いた」窪塚愛流「止まっていた時間が動き出した」初共演の2人が福島原発事故を題材にした映画で感じたこと『こんな事があった』【インタビュー】

映画2025年9月16日

-お芝居に悩んだり、難しさを感じたりすることはありませんでしたか。 前田 たくさんあります。でもその都度、松井監督と相談しながら進めていきました。迷ったときは、松井監督を信じればいい、という信頼関係が出来上がっていたので。 窪塚 松井監督は … 続きを読む

グイ・ルンメイ、真利子哲也監督「お互いが思い合うからこそすれ違う。でもそこには愛があるという家族の形を描きたかった」『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』【インタビュー】

映画2025年9月12日

-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(3)無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力

舞台・ミュージカル2025年9月12日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力 … 続きを読む

Willfriends

page top