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【インタビュー】『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』浅川梨奈、恋に不器用な女性は「純粋でかわいい」 西銘駿、連続“壁ドン”で笑いそうに…

 大学の研究室を舞台に、恋愛経験ゼロの理系男女・氷室菖蒲と雪村心夜が、「お互いに好きであること」を理論的に証明しようと実験に挑むさまを描いたラブコメ映画『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』。2月1日の公開を前に、本作でダブル主演を務める浅川梨奈と西銘駿が撮影時の様子や、プライベートの胸キュンエピソードなどを語ってくれた。

浅川梨奈(左)と西銘駿

-浅川さん演じる氷室は、恋に不器用な“ツンデレ理系女子”ですが、どのような印象を持ちましたか。

浅川 私としてはツンデレというか、素直になりたいけどなれなくて、でも雪村の前では好きという気持ちがダダ漏れしている女の子というイメージでした。恋愛感情を実験や理論に頼って証明しないと、恥ずかしくて素直に恋ができないところは、すごく純粋で真っすぐでかわいいなぁと思いました。

-漫画が原作ですが、キャラクターへのアプローチで特に気に掛けたことはありますか。

浅川 顔の使い分けというか、普段は完璧でツンとしているけど、雪村を好きという気持ちが出ちゃうとめちゃくちゃ女の子になるので、そこは原作を読んで研究しました。

-雪村は、恋愛未経験で飛び抜けた“理系ばか”だそうですが、西銘さんは演じてみていかがでしたか。

西銘 真っすぐなところがとても好きです。明るい自分とは全然違って、クールで笑わないし、理屈っぽいけれど、愛情を証明しようと真剣に実験に挑むところがいとおしく見えました。

-“理系”と聞くと難しく感じますが、演じる上で苦労しましたか。

西銘 僕は文系なので最初はこの役ができるか不安でしたし、たくさん出てくる公式はやっぱり難しかったです。正直、意味が分からないですからね(笑)。でも、取りあえずこういうことなんだろうなぁと自分なりに解釈して覚えるようにしたら、何とか覚えられました。あと、僕、ゲラ(笑い上戸)なんですよ。すぐに笑っちゃうので、雪村が実験として氷室に壁ドン100回を真剣にやるところとかは、何やってんだろう…とおかしくて笑いそうになって駄目でしたね。

-「壁ドン」をはじめ、「あごクイ」「袖クル」など、女性がキュンキュンするしぐさが満載でしたが、普段の生活の中で男性のどのような言動にキュンとしますか。

浅川 顔回りって、気軽に触れる所ではないので、頭ポンポンとか、「ゴミ付いてるよ」とか言って、急に顔とかに触れられるとキュンキュンすると思います。あと、最近は男性の横顔が好きです。集中している横顔を見ていると、いいなぁと思います。

-西銘さんは女性のどういうところに引かれますか。

西銘 口元を隠す女性が好きです。笑っているときとか、ご飯を食べているときとか…。なんだか、かわいいな…と思っちゃいます。

-本作は、テレビドラマから続いていることもあり、お二人の仲の良さがうかがえますが、お互いの印象を教えてください。

浅川 本当にこのままです。落ち着きがなくて、手綱を握れなくて大変でした(笑)。

西銘 年下ですが、しっかりしていて、カメラが回るとすぐに役に入り込むところはすごいなと思いました。

-同世代の役者がそろっていましたが、現場の雰囲気はどうでしたか。

浅川 みんな和気あいあいとしていて、とても楽しかったです。神凪悠役の桜田通さんは普段の発言も面白いですが、芝居も面白くて、こういう演じ方もあるのか…と勉強になりました。

西銘 通くんはアドリブが多くて、僕が一番笑っちゃいけないキャラなのに何度も笑わされてテイクを重ねちゃいました。スタッフさんの中にも天然で面白い人がいて、笑いの絶えない現場でした。

-撮影は楽しみながらも同世代の俳優にはライバル心も持っていると思います。「仮面ライダーゴースト」でデビューした西銘さんは、竹内涼真さんや志尊淳さんなど、近年の特撮ドラマ出身俳優の活躍をどう感じていますか。

西銘 すごいなと思いますし、追い付かないといけないなと思います。彼らの頑張っている姿は発奮材料になるので、僕も頑張りたいです。

-目指す役者像は?

西銘 山田孝之さんです。演じる役によって全く表現が変わりますし、レパートリーも豊富で憧れます。僕も一つの作品で一人五役とか、いろんな役を変幻自在に演じられるようになりたいです。

-浅川さんは、アイドルグループSUPER☆GiRLSを1月11日に卒業されましたが、今後の目標は?

浅川 今もオーディションを受けたり、ワークショップで芝居の勉強をしたりしています。撮影現場でも学ぶことは多いので、いろいろなことを吸収して、女優として頑張っていきたいです。

-お二人のさらなる活躍を期待しています。では、最後に読者にメッセージをお願いします。

西銘 初めて理系男子を演じましたが、終始難しいことばかりで、自分の中で変わるものがあり、理系が楽しいという新発見をした作品です。また、僕自身、演じていても見ていてもキュンキュンしました。今までにない恋愛作品を楽しんでください!

浅川 ドラマから続いているので、ドラマも見てから映画も見ていただけたらより楽しさが倍増すると思います。文系の神凪も現れて、三角関係にもなります。恋愛の定義を解決しようとしていた菖蒲が、雪村と神凪のどちらを選ぶかにも注目してください!

(取材・文・写真/錦怜那)

(C)2018「リケ恋」製作委員会

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