エンターテインメント・ウェブマガジン
ありがとう。その通りだと思います。
例えば政治的な部分では、今は世界各国のリーダーがお互いを恐れている時代で、人々も自分にとって異質なものを恐れています。しかしその一方で、それに対してバランスを取らなければいけないという考えが働いているのではないでしょうか。50年前には人種問題がありましたし、他にも性的嗜好や宗教の問題があります。でも、私たちはお互いのことを知るにつれ、人にあらかじめ備わっている善良な部分がおのずと出てくると思うんです。このように直接顔を合わせれば、世界中の心ある人たちは、お互いに敬意を払うことができるわけですから。
僕が子どもの頃、自分の人生を変えてくれた映画があります。それは、ジョン・ヒューズ監督の『ブレックファスト・クラブ』(85)とピーター・ウィアー監督の『いまを生きる』(89)です。この2本を見た時、「僕を理解してくれている」、「僕だって成功をつかむことができるんだ」と感じたんです。だから、本を書いたり、映画を作ったりすることができる立場にある今は、僕が「みんな独りじゃない」、「君も成功することができる」ということを、物語を通じて伝えて行きたいと思っているんです。
そうですね。『ウォールフラワー』には、僕や友人の学校での経験が反映されています。この映画でも、原作にない部分には僕の経験が生きています。一番は、オーガストたちがゲップ大会をする場面。実は僕はゲップが得意なんです(笑)。
(取材・文・写真/井上健一)
映画2025年8月19日
-この映画の主役は倉敷という街とそこに暮らす人たちだと思いましたが、演じながらそういうことは感じましたか。 山時 僕たちのお芝居がどうこうというよりも、本当に倉敷の景色や街並みや雰囲気が、僕たちの役を作ってくれたという気がします。これは自分 … 続きを読む
ドラマ2025年8月17日
-主演の松本潤さんとお芝居で対峙(たいじ)してみての印象を教えてください。 松本さんは、演じられている徳重先生と共通して、とても包容力のある方だと感じます。現場でもオフでも、相手を受け止めて認めた上で、的確かつ愛を持ってアプローチされるの … 続きを読む
ドラマ2025年8月16日
-そんな魅力的な蔦重を演じる横浜流星さんの座長ぶりはいかがでしょうか。 横浜さんは、蔦重さんをどう演じるか、常に誠実に真面目に考えていらっしゃいます。そういう空気がスタッフやキャストにも伝播し、しっかり取り組もうという空気感が現場全体に生 … 続きを読む
映画2025年8月15日
-ネプトゥーヌス国王役の三宅さんはいかがでしょうか。人魚という設定の上に、娘と接するときと、それ以外では雰囲気がだいぶ違いますが。 三宅 ネプトゥーヌス国王は、「屈強で、威厳があり、でも娘に甘い」。最初にその3つのファクターを大事に、と伺い … 続きを読む
映画2025年8月14日
-リアム・ヘムズワースとラッセル・クロウを演出してみていかがでした。 2人とも自分が演じるキャラクターを見いだすための努力を惜しまず、そのキャラクターの中にある真実や誠実さを見つけてくれます。さらにそのキャラクターにエンタメ性や楽しさも持 … 続きを読む