「スケールの大きな西郷隆盛の生きざまに、毎回ワクワクします」風間杜夫(西郷吉兵衛)【「西郷どん」インタビュー】

2018年1月12日 / 15:32

-この作品では薩摩弁がかなり使われています。風間さんは「八重の桜」(13)では会津弁、「マッサン」(14~15)では北海道弁と、方言を使う役を数多く演じられていますが、今回の薩摩弁はどんな印象でしょうか。

 難しいですね。僕はもともと東京の人間ですが、方言が好きで、若い頃からいろいろな方言を使う芝居をたくさんやってきたので、もっと簡単に言えると思っていたんです。だけど、すごく難しい。他の皆さんも苦労されていますが、一番苦労したのは方言です。薩摩弁をなめていました。

-どんなところが難しいのでしょうか。

 東北弁などと違って、薩摩弁ははっきりしゃべります。その上、この作品では大声を張り上げてハキハキぶつけていくような芝居が多いので、メリハリを付けなければいけません。だけど、薩摩弁ばかりに気を取られていると、芝居のテンションが落ちてしまうんです。薩摩弁をきちんと言いたいのはもちろんですが、あまり気を取られると芝居の呼吸が合わなくなってしまう。その辺のバランスを取るのが大変です。

-今回、方言指導を担当するのは鹿児島出身の俳優・迫田孝也さんですが、やりやすさはありますか。

 それはあります。ただ、その分厳しい。「僕ができるのに、なぜできないんですか」といわれるのですが、「あなたは鹿児島出身でしょう?」と(笑)。第1回には、女の子の格好をして歩いている小吉(渡邉蒼・のちの隆盛)を見つけた吉兵衛が、土手を駆け降りて「なして、そんな女子の格好をして、恥ずかしか!」と言う場面がありました。この時、実はげたで駆け降りるだけで足がつりそうになってしまって(笑)。方言になかなか集中できず、迷惑を掛けました。ただやっぱり、厳しく指導してくれるのはありがたいです。

-第1回で小吉を演じた子役の渡邉蒼くんは、西郷隆盛の子ども時代といった雰囲気がよく出ていました。共演した印象はいかがでしょうか。

 僕も子役の経験があるんです。だから「俺の時代はこんなもんじゃなかった」みたいなことを言いたくなってしまうので(笑)、撮影のとき以外はなるべく近寄らないようにしました。ただ、ディレクターの野田(雄介)さんがものすごく厳しく指導していました。妥協しないで何度も芝居をやらせていましたが、負けずに食らい付いていました。風貌はいかにも西郷隆盛の子ども時代といった雰囲気でとてもいい子ですが、ああいうふうに鍛えられたら伸びるのではないでしょうか。

-最後にこのドラマの見どころを。

 第1回だけでもオープニングからスピード感がありますし、毎回こんなふうにワクワクできるのではないかと期待しています。西郷隆盛は、男からも女からも愛され、3回結婚したというスケールの大きな人ですが、そんな人物が幼なじみの大久保利通たちと共にどんな生きざまを見せてくれるのか、楽しみにしています。

(取材・文/井上健一)

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