【インタビュー】『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』ニコラス・ケイジ「超自然現象や幽霊が出てくるようなチャーミングなホラーが好きです」

2016年11月4日 / 15:13

 息子の謎の失踪を機に、超常現象の恐怖と戦い、ハロウィーンにまつわる恐ろしい秘密を探ることになった大学教授の姿を描く『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』が公開中。主人公のマイクを演じたニコラス・ケイジがインタビューに答えた。

 

(C)2015 PTG NEVADA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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-本作は表向きはホラーですが、実は父と子の絆を描いたものだと感じました。そのあたりはどうお考えでしょうか。

 私自身、実生活でも忠実な父親です。ですから、もし息子を失うかもしれないと考えただけで恐怖を感じます。どんな親にとっても、子どもがいなくなるかもしれないと感じる恐怖は同じですから、それを演じることはとても簡単でした。子どもの世話をして、そして守る父親像という設定は映画ではあまりないので、それが今回のマイク役を引き受ける大きな理由になりました。

-今回のような子役との共演は難しいですか。

 子役と一緒に演じることは楽しいです。彼らは大人の俳優と何も変わりません。ですから、彼らと仕事をするのは非常に簡単ですよ。

-本作で重要な役割を果たすハロウィーンについてどう考えていますか。

 ハロウィーンは、見知らぬ人と何かを交換するという唯一の休日です。まず最初の交換は「トリック・オア・トリート」で近所の大人たちからお菓子をもらって、次の交換は、お菓子を子どもたちにあげるというわけです。近所の人たちとの素晴らしい休日であると共に、これは俳優たちの休日でもあるのです。私たち俳優は役柄に成り切って、仮装をするという点からも、ハロウィーンは楽しい時間なのです。

-B級アクションやホラーがお好きなのでしょうか。

 私は基本的に全ての映画が好きです。ただホラー映画は私にとって特別なジャンルです。なぜなら、本質的に創造力にあふれているジャンルだと思っているからです。個人的には超自然現象や幽霊が出てくるようなチャーミングなホラーが好きで、大量殺人鬼が出てくるような映画は好きではありません。私の演技の基本はドラマです。しかし、コメディーや、SF作品で演じるのも楽しんでいます。SFにはとても興味があります、なぜなら、今という時代の社会や世界についていろいろなことを語ることができるからです。そして、例えば違う時空や惑星が舞台ならば、誰も怒らせることなく言論の自由を行使することもできますからね。

-幅広い役柄を演じ分けるコツは?

 私にとっては、興味や多様性を持ち続けることが必要なので、広範囲にわたる役割を演じています。一つの役柄を演じ続けたり、同じタイプの映画に出演し続けることはしないようにと思っています。自分自身を映画学校で演技をしている一人の生徒のように思い、いつも何かを学ぼう、そして挑戦しようと思っています。

-叔父がフランシス・フォード・コッポラ監督、叔母がタリア・シャイアなど、芸能一家に生まれたご自身についてどう考えていますか。

 私は、皆さんが考えているほど、芸能一家に生まれたということを気にしていません。いつも自分の世界があって演じることが自然でしたから。私は6歳の時から自分がテレビに出ていると想像していました。クレーンショットで自分自身の姿を想像して、学校に行く途中、まるで空にいる鳥の目線で見られているように、どんどん自分の体が小さくなることを考えていたのを覚えています。

-日本についての印象は?

 日本は素晴らしい文化と理想が一つになった国という印象です。疑うことなく、私の好きな文化です。料理、映画、生活様式。日本に対して大いなる敬意を持っているので、日本に行けなくてとても残念です。

(取材・文:田中雄二)


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