【特集】「鎌倉殿の13人」義経、散る! 菅田将暉「三谷幸喜さんはすごい」石橋静河「こんなこと、ふつうは経験できない」歴史に名を残すカップルを演じた2人が明かす舞台裏

2022年5月22日 / 21:01

 一方、静御前役の石橋は、これが大河ドラマ初出演。そのため、見せ場となる舞を披露するシーンについては「プレッシャーはもちろんあったんですけど」と言いながらも、「リハーサルを何回か重ねていくうちに、すごく面白いなって感じて。こんなこと、ふつうは経験できないので」と満足そう。続けて、撮影に臨んだ感想を次のように語った。

 「本当にタイムスリップしたようなセットの中で、扮装したほかの役者陣の方々がいる中で、こうやって踊る機会をもらえるのがすごく幸せだなという気持ちの方がプレッシャーよりも勝って、稽古は大変だったんですけど、今回これをやらせてもらえて本当によかったなと思いました」

 白拍子という静御前の職業については、「白拍子はもちろん映像では残っていないし、絵でも残っていないと思うんです。だからどういう動きをしていたのかというのは、本当のところは誰にも分からない」と断った。

 その上で、「だけど、静御前が『しづやしづ』と歌いながら舞ったというのはほぼ史実だということが文献に書かれているので、その踊りの部分っていうのは『こうだろう』と想像で進めていきました」と振り返った。

 ここで一点補足しておくと、石橋は5月14日に開催された「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』トークライブ in 青森」で、「(静御前の)最初の登場シーンの踊りは2日間しか練習ができなくて、結構大変でしたね」と明かしている。

 続けて、「振り付けも今回は所作指導の先生と一緒にやりながら作っていった部分があるんですけど、白拍子って即興で歌いながら、即興で舞いながら、っていうことをする人なんですよ。フリースタイルというか。その場の空気とか、そこにいる人とかから、瞬時にどんなことを歌おうか、というのを考えてやらなきゃいけない。すごいハイレベルなこと」とも語っており、見事な舞の裏には並々ならぬ努力があった様子が垣間見える。

 さらに、「刀や扇、烏帽子など男っぽい扮装をした、すごくりりしい踊りなのですが、それがもっと日本舞踊に近いような、はんなりした女性らしい動きだったら、西洋の動き・ダンスとは全く違うのでそれはそれで難しかったと思うんです」と付け加えた。

 最後に、「でも今回は足を蹴り上げるなど、派手な動きがけっこうあったので、それは今まで私がやってきたことが生かされていたかなと思いますし、『こんな踊りを昔の女性がやっていたんだ』っていうのはすごく驚きで、新鮮でした」と締めくくり、大河ドラマ初出演が役者としても大きな一歩になったことをうかがわせた。

(構成・井上健一)

源頼朝役の大泉洋 (C)NHK

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