舞台「ＳＨＯＣＫ」１０００回達成記念会見（３月２１日）詳報

――帝劇も、この１３年の間に「ＳＨＯＣＫ」のためにいろいろ変えてきた部分がありますね。

　そうですね。ステージに立っている人間からすると、自分がステージ上でパフォーマンスすることに集中すればいいという空間を、皆さんが作ってくださるんですよね。それって本当に素晴らしいことだと思います。

――公演中にある“階段落ち”ですが、１０００回とすると、アルプス山脈のマッターホルンに匹敵する高さから落ちている計算になるようですね。

　合計すると、ですよね（笑）。以前にそんな話をしたときは、もうすぐ富士山だっていう話でしたもんね。マッターホルン…。なるほど。ははは。

――余計分からなくなりました？

　余計分からないです（笑）。

――一回一回を全力でやってきて１０００回を迎えて、これからどこに向かおうと思っていますか？

　（１０００回公演達成は）日本で４人目だと聞きましたけど、偉大な諸先輩方にとっても、おそらく通過点だったんじゃないかなと思うんですよね。それは僕も同じ気持ちで。明日は休演日なんですけど、明後日から公演は続くわけですから、そのときがまた、自分としては勝負だなと思います。

――明日休演日ということは、今日盛大なお祝いが？

　今日は「ＳＨＯＣＫ」のカンパニーみんなで、パーティーをすると聞いてます。

――今日の堂本剛さんや東山紀之さんが登場したカーテンコールは、本当にサプライズだったんですか？

　そうなんですよ。だいたいこういうセレモニーがあるときは、こういう段取りで、何回幕を上げようかとか、僕自身も提案しながら組むんですけど、「今回、光一は立っててくれ」と言われたので、そわそわしてしょうがなかったですね。「何がくるんだろう？」って。あんまりそういうのに慣れていないので。

――まず堂本剛さんが登場しました。

　たぶん彼自身は迷ったと思います。迷ったというか、かなり恐縮していたと思います。「僕が来ちゃっていいのかな？」っていう思いがあったと思うんですよね。でもいい言葉も言ってましたし、ははは、良かったです。（剛からのプレゼントの）タンブラーはね、１０００回にしてはちょっと…あれかなと思ったんですけど、でも彼なりの愛情だと思います。

――コンビ愛も感じられましたね

　そうですね。

――東山さんはこんなすごい(1000本の)バラの花束を持ってきてくださって。

　登場（の仕方が）がさすがでした。後ろ姿で東山さんだ！って分かる。さすがですよね。