【映画コラム】2月前半の公開映画から『ほどなく、お別れです』『クライム101』『ブゴニア』

2026年2月21日 / 08:00

『ほどなく、お別れです』(2月6日公開)

(C)2026「ほどなく、お別れです」製作委員会

 就職活動に苦戦する美空(浜辺美波)には、亡くなった人の姿が見え、声を聞くことができるという秘密があった。そんな彼女の能力に気付いた葬祭プランナーの漆原(目黒蓮)は、美空を葬祭プランナーの道へといざなう。

 長月天音の同名小説を三木孝浩監督が映画化。故人の霊と会話ができる主人公というファンタジー的な設定を用いて、故人の思いを遺族に伝えることで、「残された遺族だけでなく、故人も納得できる葬儀とは何か?」という問いが浮かび上がる。

 その中で、『おくりびと』(08)の本木雅弘同様、本作でも目黒が“納棺の儀”を執り行うシーンが見せ場となる。

 また、舞台は墨田区周辺ということで東京スカイツリーがさまざまな角度から画面に登場することから、かつて『煙突の見える場所』(53)という名作映画で千住のお化け煙突が象徴的に映ったように、今や下町のランドマークとなったスカイツリーが下界の人々を見守っているような不思議な印象を受けた。

 

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