「季節のない街」「夫婦のことは他人には分からない」「クドカンさんが作るものの下敷きは落語なんだなあ」

2024年5月4日 / 10:33

(C)テレビ東京

 企画・監督・脚本、宮藤官九郎氏によるドラマ「季節のない街」(テレビ東京系)の第五話「僕のワイフ」が、3日深夜に放送された。

 本作は、黒澤明監督が『どですかでん』(70)として映画化したことでも知られる山本周五郎の同名小説をベースに、舞台となる街を12年前に起きた“ナニ”の災害を経て建てられた仮設住宅のある街へと置き換え、現代の物語として再構築。街にやってきた主人公が住人たちの姿に希望を見つけ、人生を再生していく姿を描いていく。(*以下、ネタバレあり)

 島さん(藤井隆)とそのワイフ(LiLiCo)が街にやってきた。背広を着て名刺を配り、いつも笑顔を絶やさない島さんだが、時に顔面をけいれんさせ、奇声を上げる癖がある。一方、個性的ないでたちのワイフは、何かと怒号を上げるので、この夫婦は街の中でもひときわ異彩を放っていた。

 「望んでこの街にやってきた」と語る島さんに対して青年部の3人は警戒心を抱くが、カフェ建設の夢を島さんに認められたタツヤ(仲野太賀)は彼に心酔する。ある夜、タツヤは島さんから自宅での夕食に招かれることになるが…。

 放送終了後、SNS上には、「濃いキャラだからこそ切なさが増す。『僕たちの何を知ってるの?』と暴れる島さん見て涙が出そうになった。クドカンさん、藤井さんに魅力的な役をありがとう」「感動をどう言い表していいか分からない。LiLiCoさんも藤井隆さんも演技がすごい。宮藤官九郎さんの脚本もやっぱりすごい」「藤井隆さんがやっていた役は『どですかでん』では伴淳三郎さんがやっていた役」といったコメントが上がった。

 また、「表向きの顔から人の内面や家のことは分からないし、夫婦のことは他人には分からない」「タツヤはまた自分の思いを誰かに当てはめようとした。お母さんにとっての幸せってなんだろう? 島さんにとっての幸せってなんだろう? 島さんのワイフ、島さんの幸せは島さんが決める。それに気づくタツヤがとてもかわいい」「クドカンさんが作るものの下敷きは落語なんだなあとつくづく思う」などのコメントも見られた。


芸能ニュースNEWS

「わた恋」“黒澤”菊池風磨と“葵”久間田琳加の冒頭シーンに反響 「イチャコラがリアルで微笑ましい」「風磨くんの筋肉美がすごい」

ドラマ2024年11月24日

 菊池風磨が主演するドラマ「私たちが恋する理由」(テレビ朝日系)の第7話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、オフィスを舞台に“笑わない”寡黙(かもく)な上司・黒澤智也(菊池)と、部下の森田葵(久間田琳加)をはじめ6人 … 続きを読む

「わたしの宝物」“宏樹”田中圭のラストの決断に賛否の声 「驚いた」「モラハラをみじんも反省しないのはどうなの」

ドラマ2024年11月22日

 松本若菜が主演するドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系)がの第6話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪 … 続きを読む

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

Willfriends

page top