チャ・テヒョン&カン・イェウォン「『シックス・センス』を超えるオチに注目!」

2012年5月11日 / 18:17

映画『猟奇的な彼女』に主演したチャ・テヒョンの最新作、映画『ハロー!?ゴースト』が、6月9日から日本で公開される。本作は、韓国での公開から、わずか2カ月後にハリウッドリメークが決まった話題作。“人生の孤独”と“大切な人がそばにいる幸せ”という普遍的なテーマを笑いと涙で描く。
チャ・テヒョン演じるさえない男サンマンは、生きる希望をなくして何度も自殺を図るがいつも失敗。その上、一風変わった4人のゴーストにとりつかれてしまう。サンマンは、彼らを成仏させるために、彼らが生前にやり残した事を成就させようと奮闘するが、偶然出会った看護師のヨンス(カン・イェウォン)に一目ぼれする。果たして、ゴーストの成仏とサンマンの恋愛は成就するのか…。主演のチャ・テヒョンとカン・イェウォンに話を聞いた。

試写を見て大泣きしたカン・イェウォン

チャ・テヒョンとカン・イェウォン

Q.出演したきっかけ、脚本を読んで受けた印象は?

チャ・テヒョン:僕にとっては『過速スキャンダル』以来、2年ぶりの映画出演でしたが、『チャンプ(原題)』の話が先行していたので、この映画の撮影には途中から入りました。(脚本を読んだときには)コメディーなのにシナリオがよく練られていて、内容も深いと思いました。内容が薄くて俳優に依存するようなコメディーは、リアクションがオーバーになりがちです。でも今回はまったく違いました。

カン・イェウォン:撮影の2週間前にキム・ヨンタク監督とお会いしたときは、誰がヨンス役をやるのかまだ決まっていませんでした。監督には「これまで会った女優は本当に“女優”という感じだったが、イェウォンさんは人間らしい。そういう人が僕の映画に出てくれたら真実味が出ると思う」と言っていただきました。それに、チャ・テヒョンさんは、女優だったら誰もが一度は共演してみたいと思う俳優の一人です。私もずっと共演したいと思っていましたが、まさか実現するとは思ってもいませんでした。すごくうれしかったです。

Q.最後のオチが衝撃的だとか?

カン・イェウォン:とても衝撃的です。試写を見たときに大泣きしてしまいました。最後のオチは『シックス・センス』を超えるほどだったのではと思いました(笑)。先にシナリオを読んでいたからオチは分かっているのに、試写で泣くなんてあまりないことですから。本当にシナリオの完成度が高かったのです。一気に読んでしまったし、「出演したい! この監督と一緒に映画を撮りたい」と素直に思いましたから。私はいつも“観客の立場に立って、自分が見たいと思うような映画に出演する”と決めているんです。

Q.役どころについて教えてください。

チャ・テヒョン:僕が演じたサンマンは、自殺未遂を何度も繰り返して人生を投げ出している人物なので、4~5キログラムは減量しました。だけど、そんなの大したことはないんです。『バカ(原題)』の時は8キログラム増やしましたが、10キログラムも増やした人がいたために、僕のことはすっかり埋もれてしまいましたから(笑)。

カン・イェウォン:とても難しいキャラクターでした。複雑だったから最初は演技にも苦労しました。でも、実際に演じてみたらとても満足できたし、何かを成し遂げたという思いがしました。やはり、監督の演出力が大きかったと思います。初監督作だとは思えないぐらいに素晴らしかったと思います。キム監督とはくだらない話で盛り上がりました。撮影の翌日や撮影のない日には、ヘビースモーカー役のコ・チャンソクさんと監督と一緒にチキンを食べながらビールを飲んで、おしゃべりばかりしていました(笑)。

Q.前作の『過速スキャンダル』では観客動員も800万人以上を記録しましたが、共演のパク・ポヨンとワン・ソクヒョンに花を持たせましたね。

チャ・テヒョン:当然ですよ! あの映画の唯一の目標は、ポヨンに新人賞を取らせるということでしたから。舞台あいさつも最初は僕がいないとダメだったんですが、その後のイベントや舞台あいさつでは「どうしてポヨンがいないの? ワン・ソクヒョンはどこ?」という意見が多くて、大変でした(笑)。

Q.撮影中にテンションや感情をコントロールするために実生活でもそういう雰囲気作りをしますか?

カン・イェウォン:それはないです。私生活にそういう感情を持ち込むとエネルギーを奪われてしまうので、普段は何も考えずに撮影の時だけ集中して役に入り込むように心掛けています。「アクション」という合図があった瞬間に、自分から最大限の力を引き出さなければなりません。特にヨンスのようなキャラクターは、気分の良し悪しがはっきりしないから。その間ずっと感情を維持しなければならなかったのでなおさらでした。

 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

見上愛「樹里ちゃんは周りを安心させる空気感を持っている」上坂樹里「愛さんが私を直美にしてくれました」主演の2人が撮影を振り返る【連続テレビ小説「風、薫る」インタビュー】

ドラマ2026年9月17日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「風、薫る」。田中ひかるの著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』を原案に、明治時代、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込んだ一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)という2人のナースの冒険物語 … 続きを読む

丸山隆平「きっと誰も見たことがないものになる」 舞台「water」で挑む半自伝的作品【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月14日

 丸山隆平と、演劇団体マームとジプシーの主宰を務め、劇作家・演出家として注目される藤田貴大が企画し、作り上げる舞台「water」が9月27日から上演される。本作は、丸山の記憶の断片を散りばめながら、藤田の視点で見つけた京都という土地、そして … 続きを読む

倉悠貴 豊臣兄弟を支える軍師・黒田官兵衛を好演中「最後までしっかり演じ切りたい」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年9月13日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=羽柴秀長/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。劇中、軍師 … 続きを読む

安田章大、『髪結いの亭主』の初めての舞台化に「人間たちの退廃感がより響くのではないか」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月9日

 1990年に公開されたパトリス・ルコント監督の代表作『髪結いの亭主』が、安田章大主演で初めて舞台化される。原作となる映画は、一人の男の純粋で偏愛的な恋心を描いたフランス映画の傑作。今回の舞台化では、原作映画を大胆にアレンジし、物語を195 … 続きを読む

【映画コラム】8月の公開映画から

映画2026年9月4日

「ミニオンズ&モンスターズ」(8月7日公開)★★★ 映画のパロディーが満載  最強最悪のボスを求めて旅を続けるミニオンズがたどり着いたのは、1920年代のハリウッド。西部劇の撮影に乱入したことから映画スタジオに入り込み、人気スターと … 続きを読む

page top