【インタビュー】ドラマ「クロステイル ~探偵学校~」鈴鹿央士「探偵は人に寄り添うことができる仕事」探偵の卵役で連ドラ初主演

2022年4月7日 / 08:00

 鈴鹿央士が連続ドラマ単独初主演するドラマ「クロステイル ~探偵学校~」が、4月9日から東海テレビ・フジテレビ系全国ネットで放送される。本作は、探偵学校を舞台に、心の謎に直面することで成長する探偵の卵たちの物語。鈴鹿は、突然失踪した父親を探すため、探偵学校に入学する飛田匡を演じる。鈴鹿に撮影の裏側や役作りについてなどを聞いた。

鈴鹿央士 (C)東海テレビ

-鈴鹿さんにとって、本作は連続ドラマ単独初主演となりますが、出演が決まったときはどんな気持ちでしたか。

 連続ドラマ単独初主演という言葉だけを聞くと、責任感やプレッシャーを感じますが、どの作品に入るときも、自分の持てる愛情を全て注いで、思いを込めて作品を作ろうと思っているので、それは今回も変わりません。毎日、楽しく撮影ができているので、今はポジティブな気持ちで作品に臨めています。

-最初に台本を読んだとき、どんなところに面白さを感じましたか。

 スピーディーでテンポのいい会話がこの作品の魅力だと思いました。この作品には、実は台本を1回読んだだけでは分からない、深いメッセージが詰まっています。人間を深く描いていますし、すごく細かいお芝居で表現しているシーンもあるので、注目しながら見てもらえればと思います。

-鈴鹿さんが演じる匡はどんな役ですか。

 匡は、破天荒な青年です。ぶっ飛んだお父さんとかわいらしいお母さんに囲まれて育ってきました。そんな2人を両親に持つからこそ、両親とは真逆の安定志向なんだと思います。ただ、もちろんお母さんやお父さんに似ているところもあります。すごく純粋で真っすぐな一面もあって、そんな匡が周りの個性的なキャラクターに振り回されて、学んで成長していく物語になっています。

-匡は、鈴鹿さんと似ているところはありましたか。

 気になることがあると眠れないとか、自分の立場を考えて「自分がこうしなくちゃいけないんだ」と思ってしまうところは似ているかもしれません。もちろん、匡くんの方が細かいところまで気付く人だとは思いますが、僕も周りに目を配る方だと思います。

-探偵学校を舞台にしたドラマですが、いわゆる「学園ドラマ」とはまた違った作風のドラマです。鈴鹿さんはこれまでにも「学園ドラマ」に出演してきましたが、この作品との違いはどこにあると感じますか。

 今回登場する探偵学校は、生徒の年齢もバラバラで、それぞれ全く違う人生をたどってきています。普通の学園ドラマではあまり描かれない、それぞれの過去や背景まで描かれているので、そこが大きな違いだと思います。それから、先生方もすごく個性的で、先生方の出す“課題”も探偵学校ならではのものです。課題とはいえ仕事でもあるので、より実践的で皆真剣に向き合っています。なので、同じように学校を舞台にしていても、全く雰囲気の違う作品になると思います。

-では、鈴鹿さん自身は探偵という職業に対してどんなイメージを持っていましたか。

 探偵というと、虫眼鏡を持って、地面に残った足跡や痕跡を探しているイメージがありました。今回、クランクイン前に実際に探偵をされている方にお話を聞く機会を頂けたのですが、その方が「探偵は、依頼者の方が一歩踏み出すお手伝いをする仕事。明日へ進むためにも真実を知る必要があるときもある」とお話されていて、とても印象に残っています。

-探偵という仕事の印象が大きく変わる話ですね。

 お話を聞かせていただいた探偵の方は、とても心が温かく、優しい方で、「依頼者が一歩踏み出すためのお手伝いをしている」という気持ちが前面に出ている方でした。探偵の仕事は、24時間いつでも働かなければいけないですし、尾行をしていればその人から目を離してはならなかったりと、自分の時間を犠牲にしなければなりません。我慢も多い仕事だと思います。でも、依頼者の未来のために、自分の身を犠牲にしても仕事にまい進するというのは、すごいことだと思います。このドラマで匡は、話数を重ねるごとにそういう探偵という仕事の魅力に気付いていくので、探偵の方のお話は役作りにも非常に参考になりました。

 
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