【インタビュー】ドラマ「高嶺のハナさん」泉里香、ドラマ初主演で挑む二面性のある主人公を「大切に演じていきたいと思います」

2021年4月8日 / 12:00

 モデルとして活躍し、女優としても次々と話題作に出演している泉里香がドラマ初主演を果たす、真夜中ドラマ「高嶺のハナさん」が4月10日からBSテレ東ほかで放送される。本作は、ムラタコウジの同名コミックを連続ドラマ化したラブコメディー。会社では高嶺の花として一目置かれるバリキャリOLが、年下の駄目社員に超ピュアな恋をする様子を描く。主人公の高嶺華を演じる泉に、ドラマ初主演への意気込みや見どころを聞いた。

泉里香(左)と小越勇輝 (C)「高嶺のハナさん」製作委員会2021

-本作の脚本を最初に読んだときの感想を聞かせてください。

 個性的なキャラクターたちが繰り広げるラブコメディーなのですが、すごく面白くて、あっという間に読んでしまいました。キャラクターがすれ違う姿が魅力的に描かれていましたし、面白いシーンが多かったので、声を出して笑いながら読みました。上手に恋心を表現できない華さんを応援したくもなる、温かい気持ちにさせてくれる作品でした。

-高嶺華役を演じるに当たっての意気込みは?

 原作のファンの方もたくさんいらっしゃる作品ですので、大切に演じていきたいと思います。それから、バリキャリと言われるOLと、ピュアな心を持った華さんのギャップが、皆さんに伝わるように演じられたらいいなと思っています。

-ドラマ初主演については、どのような思いがありますか。

 ドキドキしています。(取材時はクランクイン前だったので)撮影が始まってから、共演者の皆さんとコミュニケーションを積極的に取って、一致団結して、素晴らしい作品を皆さんに届けられたらと思います。

-華の二面性を演じるに当たっては、どんなところを意識したいと思っていますか。

 本読みをした際に、私が想像していたよりも、もっと二面性があると感じました。監督が分かりやすく演じた方がいいとおっしゃっていましたので、そうなるよう表現したいと思います。個性的なキャラクターなので、演じるのが楽しみです。

-華との共通点や似ているところはありますか。

 皆さんも経験はあると思いますが、好きな人に好意をうまく表現できないところは、少しは似ているかなと思いました。

-本作の原作は漫画ですが、その場合は、原作を読んで役作りをするのですか。

 そうですね、原作も読みました。面白かったですし、原作を読んで研究もしました。特に、部屋着の華さんのかわいさや、仕事中のピリッとした空気感は漫画でも丁寧に描かれているので、そういった要素を取り入れながら演じたいと思っています。原作ファンの方にも楽しんでもらえる作品になればいいなと思います。

-華が恋をする弱木強は、泉さんから見ていかがですか。

 私は好きです。弱木くんのような男性に出会いたいと思うぐらい優しいですし、意外と男気もあるので魅力的なキャラクターだと思います。

-華にとっては、弱木の存在が仕事を頑張るエネルギー源になっていますが、泉さんのエネルギー源は?

 皆さんに見ていただくことがエネルギーになっています。皆さんからの声が届くお仕事なので、SNSなどで「見たよ」とか「元気をもらったよ」というお声を頂けるとすごくうれしいです。

-現在、モデルやグラビア、女優と多岐にわたって活躍していますが、その中で、女優業の面白さはどこに感じていますか。

 演じることで感情が豊かになるように思います。それから、自分とは全く違うキャラクターを演じていくうちに、演じたキャラクターの持つ要素が自分の中に入ってくるのが楽しいんです。今回も華さんを演じていくにつれて、彼女の持つピュアさや魅力をエッセンスとして少しでも私自身に取り入れられたらと思っています。

 
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