エンターテインメント・ウェブマガジン
2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の初回完成試写会が16日、東京都内の同局で行われ、上映後、主人公・明智光秀を演じる長谷川博己、演出の大原拓氏、制作統括の落合将氏が会見に応じた。
本作は「本能寺の変」を引き起こした武将・明智光秀を主人公に、斎藤道三や織田信長など、群雄割拠の戦国時代を駆け抜けた英傑たちの生きざまを描く。
登壇した長谷川はまず「いろいろありましたが、ようやく皆さんの前に作品をお届けすることができ、ひとまず安堵(あんど)しております」とあいさつした。
今まであまり知られていなかった光秀の姿を描く、という製作陣の意気込みを表すかのように、第1回は冒頭から迫力満点の殺陣が繰り広げられる。
その狙いについて大原氏は「光秀は、武の部分が今まであまり描かれていない。(脚本の)池端(俊策)さんが『光秀は戦ってきた人なので、ちゃんと戦いたい』と言っていたので、『自分たちの明智の荘を守る』という思いを、戦いに乗せたかった」と説明した。
さらに「長谷川さんに躍動してもらいたかった」と語った大原氏は、撮影時の長谷川の様子を、「広大な段々畑をずっと休まず駆けてくださいとむちゃなオーダーをして、やり遂げていただいた。息切れで殺してしまうんじゃないかと思うぐらいでしたが、ものすごく頑張っていただいたおかげで、迫力あるキャラ像になった」と語った。
過酷な撮影を乗り越えた長谷川は「出来上がりは編集で切り返していますが、実際は全部一連でやったんです」とさらなる裏話を披露。
続けて「人を斬るとき、僕の中では息を止めるんです。次も斬って、次も斬って、追い駆けて…というシーンをずっとやっていたので、ほとんど息をしていない。だから、走っていると酸欠状態になって。だけど、完成した映像では編集されていたんですよね」とやや残念そうな様子を見せつつも、「今ここで言えてよかったです」と笑顔を見せた。
今後も殺陣の場面はあるようだが、さすがにこの撮影は大変だったらしく、長谷川は「これからは、よろいを着てそういうことをやるシーンも出てきますが、少しご容赦いただきたいなと思っています」とけん制し、会場の笑いを誘った。
大河ドラマ「麒麟がくる」は1月19日(日)スタート。初回は75分拡大版。
ドラマ2024年11月22日
松本若菜が主演するドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系)がの第6話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2024年11月21日
松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。 2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む
ドラマ2024年11月21日
藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む
ドラマ2024年11月20日
遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む
ドラマ2024年11月20日
藤岡真威人が主演するドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第5話が、19日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、特撮オタクの高校生・広野健太(藤岡)が、異次元から来たアオイ(加藤小夏)のドリムノートに、空想のヒーロー“ウ … 続きを読む