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映画『火花』の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した菅田将暉(左)と桐谷健太
映画『火花』の大ヒット御礼舞台あいさつが30日、東京都内で行われ、主演の菅田将暉と桐谷健太が登壇した。
公開から7日間で観客動員25万人、興行収入3億3000万円を突破。客席には既に6回も見たという女性もおり、菅田は「(監督の)板尾創路さんより見ていますよね」と驚きの表情を見せた。桐谷は、「皆も、負けてられへんなあ」と、さらなるリピーターになるよう客席をあおった。
ファンへの感謝を込めて質問に答えるコーナーでは、「主題歌を歌ってほしい」というムチャぶりのリクエストが飛び出した。菅田は苦笑いを浮かべたが、桐谷がいきなりアカペラで歌い始めたため「早い、早い。早く終わらそうとすな」と制止。さらに、「音源と歌詞カードがあれば…」と条件をつけた。だが、両方ともしっかり用意されており、その準備の間に指名した6歳の男の子からも「歌って」と懇願されたため、菅田は「広いカラオケボックスみたいなもんですよね」と覚悟を決めた様子。一方の桐谷は、「おれは、大丈夫やと思う」とカンペも受け取らずマイクの音量を確かめ、準備万端をアピールした。そして、レコーディング以来という同曲を生披露。桐谷は間奏でエアギターやエアドラムのパフォーマンスを見せるなどノリノリで、菅田もサビでは声を張り上げ熱唱。最後は2人で抱き合い、客席の大歓声に応えた。
2人は映画で、それぞれ別の相方がいる設定だったが、桐谷は「4、5年前に大阪のドラマで会ってから、気を使わない将暉との関係性があったからこそ成立した。2人でやれて、たくさんの人のおかげで完成した映画」と感慨深げに話す。菅田も、「見てもらえて感謝ですが、今日でプロモーションが最後だと思うと、なんか寂しくもある」としみじみ語った。すると桐谷が、「ここからガーッと(観客が)入って、『君の名は。』みたいになったらもう1回できるで」と、興収250億円を超えた大ヒットアニメを目標に設定した。菅田も、「1年後にもう1回できるかもしれないですね」と応じ、「皆、頑張るように」とファンに呼びかけていた。

主題歌「浅草キッド」を披露した菅田将暉(左)と桐谷健太
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