二宮和也 紅白単独初司会は「体調管理に気を付けたい」 主演映画を「悪いと言う人はいないと思う」

2017年11月13日 / 19:40

(左から)滝田洋二郎監督、西島秀俊、宮崎あおい

 映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』の公開記念トークショーが13日、東京都内で行われ、出演者の二宮和也、西島秀俊、宮崎あおいと滝田洋二郎監督が登壇した。

 二宮はこの日、大みそかの「第68回NHK紅白歌合戦」で白組の司会を務めることが発表された。嵐として2010~14年に務めているが、単独では初となる。「これで大みそかのキワッキワまで働くことが決まりました。体調管理に気を付けて頑張りたい」と抱負を述べた。

 映画は、約70年前に作成された幻のレシピの謎を、二宮扮(ふん)する天才料理人が追うミステリーだが、二宮の周囲では「いい意味で裏切られた。温かい話だねという人が多かった」という。

 この日で観客動員数が45万人を突破したが、「この映画を悪いと言う人はいないと思う。季節も寒くなってまいりましたので、温まる映画ということで、ぜひ劇場で見ていただきたい」とさらなる動員を呼び掛けた。

 西島も「珍しく両親が電話をしてきて、見て感動したと言ってくれた。世代を超えて感動していただける作品だと思う」と語り、笑顔を浮かべた。

 宮崎は「さっきお世話になっている手話の先生からメールが来て、周りの人に優しく手話を教えられそうということだった。いろんな人に届く作品なんだと実感した」としみじみ話し、二宮は「素晴らしい話」とすっかり感動した様子だった。

 この日は、観客から感想や質問を募った。ラストシーンで涙を流さなかったことについて聞かれた二宮は「(撮影は)泣いたら負けという空気だった。僕が演じた料理人が、1からどこまで行けるかではなく、マイナスからゼロに戻って、料理人として新たにスタートする思いを表現したかった」と説明した。

 西島に対しては流ちょうなロシア語のせりふの勉強法を問う声が上がり、西島は「先生が、『MOZU』というドラマの冒頭で僕が思い切り殴っているロシア人だったんです。アクションの稽古をして絆があったから、ものすごく入りやすく、楽しくできた」と明かした。


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