玉木宏、原作者直々の指名に使命感 映像化への不安も「僕で大丈夫か?」

2016年5月11日 / 22:07

主演の使命感を語った玉木宏

 映画『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』完成披露舞台あいさつが11日、東京都内で行われ、出演者の玉木宏、広瀬アリス、石田ひかり、小倉久寛、吉田栄作と和泉聖治監督が出席した。

 この映画は、本格ミステリーの巨匠・島田荘司氏による御手洗潔シリーズ初の映画化作品として、49作目の「星籠の海」を原作に、IQ300の天才脳科学者でありながら探偵を趣味に持つ御手洗潔(玉木)がパズルのピースを組み立てるように難事件を真実へと導き出していく。

 1981年から続く人気シリーズの映画化で、玉木は「このタイミングで映画化されて、僕で大丈夫かなという思いもありました。原作ものが映像化されることが多い中、不安はやっぱりあります」と胸中を語り、「生みの親である島田先生が喜んでくれるならそれが一番いいのではと思いました。現場にいらっしゃって、誰よりも興味深くうれしそうにモニターをご覧になっている姿を見て、緊張もしましたがうれしい空間でした」と手ごたえをのぞかせた。

 和泉監督は「御手洗は島田先生が『やっと見つけた。玉木さんじゃないと』とおっしゃっていて、初めて衣装合わせの時に玉木さんを見て、御手洗がいると思いました」と島田氏直々の指名だったことを明かした。

 昨年3月にフジテレビ系ドラマでも御手洗を演じていた玉木は、「恐縮です。実は映画化が先に決まっていて、それに合わせたドラマが作られました」と振り返り、「御手洗をやるのは2作目で、映画になって監督キャストスタッフがすべて変わってしまって役をつなぐのが僕しかいなかった。ある意味任された部分もあるので、ちゃんとやらなきゃと思って臨みました」と使命感を語っていた。

 映画は6月4日から全国ロードショー。

(左から)和泉聖治監督、石田ひかり、広瀬アリス、玉木宏、吉田栄作、小倉久寛

(左から)和泉聖治監督、石田ひかり、広瀬アリス、玉木宏、吉田栄作、小倉久寛


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