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NHK連続テレビ小説「あさが来た」の五代友厚役で人気急上昇中の俳優DEAN FUJIOKA(ディーン・フジオカ)が、全米デビューしたテレビドラマ「荒野のピンカートン探偵社」のDVDが2016年1月に発売される。本作は1860年代の米カンザスを舞台に、アメリカ最古の探偵社「ピンカートン社」の活躍を描いた西部劇。ディーンは、ピンカートン親子と科学調査を得意とする女性探偵の3人と共に事件を追う、武術の達人ケンジ・ハラダを演じている。DEANが撮影エピソードや俳優デビュー10周年を迎えた心境を語った。
もともとアジア人をキャスティングしようと思っていたようで、プロデューサーの方が2時間ぐらいオーディションのような面接試験をしてくれて、それで決まった感じです。
それは僕には分からないのですが、いろいろな人種の人がいて長丁場の撮影となる中、ちゃんとコミュニケーションが取れるかどうかを見ていたと思います。これまで僕がやってきた仕事の資料は事前にスタッフにわたっていたと思うので、プロの俳優としてクルーと一緒に楽しい日々が過ごせるのか、そういうところを見ていたのではないかと思います。
西部劇といえば三船敏郎さんやアラン・ドロンが出演した『レッド・サン』のイメージが強いですね。そもそもケンジも三船さんの役に対するちょっとしたオマージュなのかなと勝手に思っていました。
最初と最後ではキャラが違ったので、こういう人だったのかと思いながら演じられて楽しかったです。最初は殺された父親の復讐(ふくしゅう)を果たすためにアメリカにやってくる、バックグラウンドがはっきりとした侍のイメージでしたが、後半は意外とファンキーでちゃめっ気もあって。最初は3~4エピソードに出演する予定でしたが、登場した第4話の反応が良くて倍の7エピソードに増えました。クルーのみんなが僕の力が発揮できるような場面を作ってくれたおかげです。感謝しています。
いや、初めはなかったと思います(笑)。途中からそういうふうになっていきました。割とプレーボーイで、最初はキスシーンもあって、「ケンジやるなー」と思っていたけど、さすがに時代背景を考慮して途中で変わりました。最初は結構イケイケな感じでした(笑)。
アクションは中華圏で仕事をしていたころからずっとやっていましたし、個人的にマーシャルアーツやボクシングなどもやっているので好きです。
こればっかりは慣れですね。慣れてしまえばどこでもできますし、自分は毎回違う場所や環境、スタッフの方たちと仕事をしてきたので、自分で選べるとしたら逆に迷ってしまいます(笑)。ただ、クオリティーを高めるという意味で見た場合、北米が使っているユニオンシステムが一番いいと思います。気力や体力に無理が掛からないので、演者もスタッフもより集中力が保てるし、アートやクリエイティブが最優先されるスタイルなので、仕事をするには理想的な環境です。
日本の方が編集に送るフッテージ数(未編集の映像)が少ないので、現場で使える物を厳選する印象を受けました。自分が知っている範囲では中華圏も北米も多めに撮影して編集に伸びしろを残す印象がありますが、日本は使う場所が決まっていてそこがOKだったら次の撮影、みたいな。効率的で緊張感は一番高まります。日本ではそういう違いを感じました。
引き続き国境に関係なく仕事をしていけたらと思いますが、家族に2~3カ月に1回しか会えないのはどうにかしないと、という思いもあり、どこかに定住したい気持ちもあります。でも、仕事で縁があればどこへでも飛んで行きたいです。一つの場所で活動するのもいいと思いますが、自分は最初からそうではなかったし、それが自分の命題かな。後は、お世話になった人たちが世界のいろいろな所にいるので、映画や音楽を通してお礼参りをしたいですね。
おばあちゃんが喜んでくれるのはやっぱりうれしいです。それにNHKは日本以外でも見られるので、今までほかの国で応援してくださった方に届くのもすごくうれしいですね。
取材&テキスト:中村好伸
海外ドラマ「荒野のピンカートン探偵社」
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