エンターテインメント・ウェブマガジン
最優秀男優賞を受賞した綾野剛
「第7回TAMA映画賞」の授賞式が21日、東京都内で行われ、最優秀男優賞を受賞した綾野剛と永瀬正敏、最優秀新進男優賞を受賞した野村周平と中島歩ほかが登壇した。
本賞は、多摩市および近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる“いきのいい”作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝を込めて表彰するもの。
『新宿スワン』『ピース オブ ケイク』『天空の蜂』など、今年は出演作が5本公開された綾野は、受賞を喜ぶとともに「非常に大変でした。自分の成長ももちろんですが、あらためて役と向き合うのはこれほど大変なのかと思わされた日々だった」と1年を振り返った。
主演作『新宿スワン』では新人スカウトマンを熱演。原作は「19歳という設定なので、非常に無理があった」と苦笑いの綾野は「まず若く見せるということで、髪形を変えたり若太りするようにと、目で見える表層的な部分から作っていきました」と役作りを回想した。
また「映画とドラマの違いは?」という質問には「持論でありますが、映画はお金を払っていただき、アカの他人と約2時間、一つの箱で時間を共有するという付加価値がある。隣で笑っている人に対して“ここで笑うの?”とか思うこともあるけど、全部ひっくるめて映画館の良さだと思う」と答えた。
今後の予定については「決まっている作品は必ず完走する。いつ死ぬか分からないので死なないように気を付けて…」と冗談めかしつつ、「闘い抜くことも大事ですが、役を生きて、役を呼吸して皆さんにきちんとお届けするという心構えを持ってやっていきたい」と“綾野節”で語った。
また、『愛を積むひと』『日々ロック』『ビリギャル』などでの演技が認められ、最優秀新進男優賞を受賞した野村は「本当に光栄です」と感激の面持ちであいさつ。「昔から賞を頂くのが夢だったので、次は(最優秀主演男優賞の)綾野さんや永瀬さんの席に座れるように頑張ります」とさらなる飛躍を誓った。
また、最優秀新進女優賞を受賞した広瀬すずとは来年公開の『ちはやふる』で共演。広瀬に一言求められた野村は「すずちゃん、現場ではいつも華やかでいてくれてありがとう。今日は一段ときれいだね」とコメントして会場の笑いを誘った。
ドラマ2025年10月1日
「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」(フジテレビ系)の第11話(最終話)が、30日に放送された。 本作は、日本ではまだ制度としての確立も曖昧な“おとり捜査”に真正面から挑む、警視庁内の異端チーム・通称“スティンガース”の活躍を描く … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月29日
2016年に、東京の日比谷・シアタークリエで初演の幕を開けた「VOICARION」(ヴォイサリオン)。劇作家・演出家の藤沢文翁と東宝がタッグを組んで贈る、役者がマイクの前に立ち、台本を持って演じる、朗読スタイルの舞台シリーズ。 一流の演 … 続きを読む
ドラマ2025年9月28日
10月期の新ドラマ「ひと夏の共犯者」の記者会見が東京都内で行われ、出演者の橋本将生(timelesz)と恒松祐里が登場した。 本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松)と夢のような同居生活を送るうちに、彼 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月26日
大ヒットミュージカルがついに大阪に上陸。12月6日(土)~12月14日(日)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで、韓国人キャストにより、ミュージカル「愛の不時着」を上演する。 韓国を代表するスタジオドラゴンが … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月26日
Travis Japanの川島如恵留が初単独主演する舞台「すべての幸運を⼿にした男」が、11⽉14⽇(⾦)~12⽉2⽇(⽕)まで、東京・東京グローブ座で上演される。 本作は世界を代表する劇作家アーサー・ミラーによる戯曲で、1944年ニュ … 続きを読む