東京国際映画祭『ニーゼ』がグランプリを受賞 広瀬すずらがARIGATO賞を受賞

2015年10月31日 / 18:37

「ARIGATO(ありがとう)」賞のプレゼンターと受賞者

 第28回「東京国際映画祭」のクロージングセレモニーが31日、東京都内の六本木ヒルズで行われ、コンペティション部門の最高賞「東京グランプリ」を、実在した不屈の女性医師を描いたブラジル映画『ニーゼ』が受賞した。

 審査員特別賞には『スリー・オブ・アス』、最優秀監督賞には『カランダールの雪』のムスタファ・カラ監督、最優秀女優賞には『ニーゼ』のグロリア・ピレス、最優秀男優賞には『地雷と少年兵』のローラン・モラーとルイス・ホフマンが選ばれた。

 また「映画界を支え、才気あふれる輝きを私たちに見せてくれる人物に感謝の意を伝える」新設の「ARIGATO(ありがとう)」賞には、女優の樹木希林、広瀬すず、俳優のリリー・フランキー、細田守監督ほかが選出された。

 「長きにわたる功績を讃えて」同賞を贈られた樹木は「昨日高齢者のための免許証取得の事前の講習会に3時間行ってまいりました」と近況報告で笑いを誘うと、「年を取るというのは大変なこと。にもかかわらず人さまから『ありがとう』と言ってもらえるとは…。いえいえ、こちらこそありがとうございます」と喜びを語った。

 今年『海街 diary』に出演したほか、『バケモノの子』ではヒロインの声を演じた広瀬は「映画界に彗星(すいせい)のごとく現れ、今後の映画界に無くてはならない存在になるとの期待を込めて」同賞を贈られた。

 広瀬は「日本でこのような授賞式で賞を頂くのは初めて。少し自分の中で恥ずかしい気持ちもありますが、支えてくださったたくさんの方に感謝の気持ちを込めて、一生懸命頑張りたいと思います。本当にありがとうございます」と語った。

 一方、「独自の存在を確立するアーティストとして」同賞を贈られたリリーは、『そして父になる』などで俳優としても活躍している。

 リリーは「樹木さんのように、映画界に長く貢献したわけではなく、どうして僕が頂けるのか…」と恐縮しながらも「どちらかというと、『広瀬すず枠』として“爽やかな風を吹かせた”という意味での受賞なのかなと思います」とちゃめっ気たっぷりに語ると「これも僕を面白がって(起用して)くれる才能あふれる監督たちのおかげ」と感謝を述べた。

各賞の受賞者と審査員一同

各賞の受賞者と審査員一同


芸能ニュースNEWS

「スクープのたまご」週刊誌記者・日向子が“婚活パーティー”に潜入調査 「ピンチの連発でハラハラした」「理念があれば強くなれる」

ドラマ2025年11月26日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「娘の命」“健司”津田寛治の最期に視聴者号泣 「やっぱり気付いていたんだ」「健司さんの人生はふびん過ぎる」

ドラマ2025年11月26日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「じゃあつく」“勝男”竹内涼真の母を中心に描かれた「神回」 「勝男は優しい、いい息子」「今回も安定の肌着」

ドラマ2025年11月26日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当た … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「『何ですか未来人って!』って文ちゃん=大泉洋のボヤきが聞こえてくるようだ」「ガッツリSFに突入してびっくりした」

ドラマ2025年11月26日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第6話が、25日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子 … 続きを読む

「ぼくたちん家」“玄一”及川光博と“索”手越祐也がパートナーシップ申請 「とても意味のある回」「ハグシーンの愛しげな表情が良い」

ドラマ2025年11月25日

 及川光博が主演するドラマ「ぼくたちん家」(日本テレビ系)の第7話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、心優しきゲイ・波多野玄一(及川)と、彼が出会ったクールなゲイの青年・作田索(手越祐也)、トーヨコ中学生の楠ほ … 続きを読む

Willfriends

page top