市村正親、平田満、益岡徹が16年ぶりに集結 市村「以前より体が健康的」

2015年2月10日 / 15:56

 (左から)益岡徹、市村正親、平田満

 舞台「アート」の制作発表記者会見が10日、東京都内で行われ、出演者の市村正親、平田満、益岡徹が出席した。

 舞台は、大親友の3人の中年男性が高価な白い絵をめぐって価値観の違いから大げんかをする友情物語を描く。1999年の日本初演時キャストの3人が16年ぶりに集結する。

 市村は「白い絵さえ買わなければ友情は壊れないんですけど、逆にこの台本があったから3人が出会えて、16年ぶりに再び会えたんだなという気がしています。僕にとって大好きな作品であり、貴重な両俳優とまたやれることをうれしく思います」と再会を喜んだ。

 平田も「16年前から進歩したところがあるかもしれないし、後退したところもきっとあると思う。それを含めて時間の経過を考えてみると、初演をご覧になった方も楽しめると思います」とアピールした。

 益岡は「16年たったことで、社会や世の中は突き詰めて相手に迫っていくという点ではマイルドになっているというか。3人のやりとがあまりにも厳しく容赦がないので、どういう受け止め方をしてもらえるか楽しみ」と期待を寄せた。

 また、昨年7月に胃がんを公表し、手術を受けて復帰した市村はその後の経過を「今朝、月1回の採血に行って、ついこないだは半年ぶりのCTもやって異常なし。健康的には問題ない」と報告。

 「胃が半分になったおかげで数値も下がって、胃が完全にあった以前より体が健康的。腹もへこんで着られなかった洋服が着られるようになって、経済的にも助かっちゃう。1本1本(の芝居)を、今この時をしっかり生きて愛していきたいと思います」としみじみ語った。

 舞台は都内、サンシャイン劇場で4月28日~5月10日に上演。

 


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