加瀬亮、自身の主演作を「7回見た」 『自由が丘で』の舞台あいさつに登場

2014年12月13日 / 16:46

 ホン・サンス監督(左)と加瀬亮

 映画『自由が丘で』の初日舞台あいさつが13日、東京都内で行われ、主演の加瀬亮とホン・サンス監督が登場した。

 本作は、思いを寄せる韓国人女性を追い掛けてソウルにやって来た男の物語。ホン監督と彼の大ファンだという加瀬が2年前に初めて出会い、意気投合したことで生まれた。

 実際に監督の作品に出演した感想を聞かれた加瀬は「これ以上の現場はあるのかなっていうぐらい楽しくて。ものすごく開放的な現場でスタッフも少ないので、一人一人が映画作りに集中していて、その熱気が心地良かったです」と振り返った。

 完成した作品については「粗筋に韓国の女性を追い掛けて来たって書いてあるんですけど、何回か見ていくうちに、そうなのかなって思うようになりました。僕は自分の作品は1回しか見ないんですけど、今回は7回見て7回とも発見があったので、すごく不思議な映画だなと思います」と魅力を語った。

 また、本作はフランスのナント三大陸映画祭でグランプリを受賞したが、海外の映画祭での反応については「韓国で見たときはお客さんがよく笑っていて、イタリアに行ったときは笑いは起きずに、上映後に目に涙を浮かべてホン監督に近づいてくる方がいらっしゃったりとか、国によって全然違うんだなって感じました」と語った。


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