広末涼子、「命を懸けて演じたい」  映画『はなちゃんのみそ汁』で母親役

2014年12月4日 / 16:36

(左から)阿久根知昭監督、一青窈、滝藤賢一、広末涼子、安武はなちゃん、安武信吾氏

 映画『はなちゃんのみそ汁』の製作発表記者会見が4日、東京都内で行われ、出演者の広末涼子、滝藤賢一、主題歌を担当する一青窈、原作者の安武信吾氏、安武はなちゃん、阿久根知昭監督が登壇した。

 原作は、がんを患い余命わずかの母親が、まだ幼い娘にみそ汁作りを通して愛情と生きていく強さを伝えた実話。今年の「24時間テレビドラマスペシャル」としても取り上げられ大きな反響を呼んだ。

 33歳で亡くなった母親の千恵さんを演じる広末は、出演の経緯について「たまたまドキュメンタリーの番組で、はなちゃんの小さいころをお見掛けしたしたことがあり、二つ返事でお受けしました」と告白。また「脚本を飛行機の中で読んだのですが、本当に素晴らしくて…。声を出して笑いそうなのに涙が止まらなくって。到着先で(目の腫れを取る)保冷剤を買ったぐらい」と振り返ると「でも悲しいとかつらいといった涙ではないと感じた。映画を見た皆さんにもそういう気持ちになっていただけるよう命を懸けて演じたい」と力強く語った。

 この日は、会場でキャスト陣がはなちゃん本人による“手作りみそ汁”を試食。「おいしいです。ホッとします」と笑顔を見せた広末は、はなちゃんについても「すごく素朴で真っすぐ。おみそ汁と共通する温かさを感じました」とコメント。一方のはなちゃんは「お母さんはこんなに美人じゃなかった」と笑いを誘いつつ「でも広末さんの笑顔はお母さんの笑顔と似ているなと思いました」と語っていた。

 映画は2015年秋全国公開。

 


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