役所広司主演の“劇薬エンターテインメント”『渇き。』 小松菜奈、中島哲也監督作に「出演するのは怖かった」

2014年6月9日 / 20:58

 (左から)中島哲也監督、橋本愛、國村隼、小松菜奈、役所広司、中谷美紀、オダギリジョー、清水尋也

 映画『渇き。』の完成披露試写会が9日、東京都内で行われ、出演者の役所広司、小松菜奈、清水尋也、橋本愛、國村隼、オダギリジョー、中谷美紀、中島哲也監督が出席した。

 本作は、元刑事(役所)が失踪した娘(小松)の行方を追う中で、娘の“正体”を知り、ぼろぼろになっていく姿を描く。

 役所が「この“劇薬エンターテインメント”作品を見に来てくださりありがとうございます」と感謝を述べると、中谷も「今日は日本映画界を震撼(しんかん)させるような衝撃が走ると思います。楽しんでいってください」とアピールした。

 橋本は「初めて(完成した)この映画を見たときに、本当に大好きになりました。作品を愛して興奮した状態で皆さんにお届けできることをうれしく思います」と喜びを語った。

 一方、本作が映画デビューとなった小松は「豪華な女優さん俳優さんの中での難しい役だったのでプレッシャーも心配もたくさんありました。中島監督の作品に出演するのは怖かったんですけど、今日こうして参加できて良かったです」と笑顔を見せた。

 また中島監督作の『告白』にも出演した橋本は「4、5年ぶりにご一緒させていただいて、中島監督の役者を大切にしてくれるところは変わっていませんでした。あのときは私が(新人で)“ピヨピヨ”だった。あのころとは自分のフィルターが変わったけど監督は変わっていなくて、こうやってまた面白い作品を作ってくれて、うれしいなと思いました」と語った。

 映画は6月27日からTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー。


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