エンターテインメント・ウェブマガジン
「プラトニック」でシングルマザーを演じる中山美穂
NHK BSプレミアムドラマ「プラトニック」の試写会および会見が16日、東京都内で行われ、出演者の中山美穂、KinKi Kidsの堂本剛、脚本の野島伸司氏ほかが出席した。
ドラマは、NHKでは初執筆となる野島氏のオリジナル脚本作。心臓疾患を抱える娘を懸命に育てるシングルマザーと、母子の前に現れた“自らの心臓を譲りたい”というミステリアスな青年による“プラトニック”な究極の愛の形が描かれる。
中山は「ドラマ自体が久しぶりで、前にやっていたときの感覚が戻ってこなかったりとなかなか大変でした」と率直な感想を漏らした。
まだ撮影は続いており「テーマを持って進んでいく内容がとても重く深刻なもので、役柄としても難しいなと思いながら毎日進んでいます。自分自身と役柄を重ねたり比べて考える作業はしていません。理解した方がやりやすいこともありますが、今回はまったく分からない。あえて答えを出さず、分からないまま演じていればいいかなと思っています」と語った。
野島氏の作品には「人間・失格~たとえばぼくが死んだら~」以来約20年ぶりの出演となる堂本は「委ねられてはや1カ月。悩みながらやらせていただいています」と語った。
野島氏をはじめ、撮影スタッフやスタジオ周辺で会う人にも知り合いが多いといい「お話を頂いたときは興奮したのを覚えています。何かご縁というものがこの作品に集結しているような」と喜びを口にした。
青年という役名のない役柄については「非常にミステリアスで、撮影が始まって少したってから名前を知ることができて、公表はしませんが非常になじみのある名前でした」と明かした。
「普段しゃべっている言葉運びではなく、とても硬めの言葉遣いでしゃべっています。カットがかかると普段の関西弁でガス抜きをして、またスイッチを入れて青年を演じています。見ていただく方にいろいろな答えを与える作品だと思っているので、自分なりの恋や愛や命の形を考えながら自分なりの青年を演じていきたい」と役作りについて語った。
キャスティングは野島氏の希望でオファーを出し、2人が快諾したことで実現したという。野島氏は「もし未開の地に戦争に行くことになったらこの2人を連れていくぐらいの安心感」と太鼓判を押し「僕が表現したいと思って台本上届かなかったあと一歩か二歩のところを、この2人が埋めてくれると思います」と期待を寄せた。
これを受けて中山は「絶対にそこを埋めてみせたい」、堂本も「中山さんに埋められる場所を埋めていただき、僕も埋められる箇所はライブ感をもって全力で埋めたい」と力強く語った。
また、夫で作家の辻仁成氏との離婚話が報じられ注目を集めている中山は、退出時に報道陣から声を掛けられると立ち止まって視線を向けたが、「辻さんとはお会いしましたか?」との質問には無言で会場を後にした。
ドラマはNHK BSプレミアムで25日午後10時から毎週日曜にオンエア。
ドラマ2025年7月8日
福原遥が主演するドラマ「明日はもっと、いい日になる」(フジテレビ系)の第1話が、7日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、海辺の児童相談所を舞台に、そこで働く個性的な面々が子どもたちの純粋な思いに胸を打たれ、その親までも救って … 続きを読む
音楽2025年7月8日
「俺たちの旅」は、まだまだ終わらない…。 1975年に日本テレビ系列で放送が開始され、一世を風靡(ふうび)したドラマ「俺たちの旅」。ドラマ放送から50年を記念して、主要キャストを演じた中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々の4人が22年ぶ … 続きを読む
音楽2025年7月8日
大塚製薬(東京)は、健康飲料「ポカリスエット」の夏フェス向け企画として、ロックバンド「04 Limited Sazabys」とコラボレーションし、夏フェスを彩るムービー「熱く 高く 青く」篇を、「#ポカリスナップ」特設サイトと大塚製薬公式 … 続きを読む
ドラマ2025年7月7日
ドラマ「能面検事」の記者会見が7日、東京都内で行われ、上川隆也、吉谷彩子、大西流星 (なにわ男子)、観月ありさ、寺脇康文が登場した。 本作は、“どんでん返しの帝王”の異名を持つベストセラー作家・中山七里氏による小説「能面検事」 シリーズ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月7日
2025年の盛夏、いよいよ注目の対戦が始まった。ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs氷帝の東京公演が、7月6日(日)に東京・水道橋のKanadevia Hall (旧TOKYO DOME CITY … 続きを読む