香取慎吾、「普段はSですが…」  映画『人類資金』で謎の男・M役

2013年10月10日 / 21:50

佐藤浩市

 映画『人類資金』のプレミア試写会舞台あいさつが10日、東京都内で行われ、俳優の佐藤浩市、香取慎吾、森山未來、石橋蓮司、寺島進、三浦誠己、岸部一徳、阪本順治監督、原作の福井晴敏氏が出席した。

 本作は、旧日本軍の隠し遺産といわれる“M資金”をめぐるエコノミックサスペンス。

 日本、ロシア、タイ、米国の4カ国で撮影が行われ、ニューヨークの国連本部でロケが行われたのは2012年5月。その後、9カ月たった13年2月にロシアで撮影が再開した。森山は「国連で撮影していたときは、その後の撮影がどうなるか分からない感じだった」と振り返り、佐藤も「国連が内装の関係で5月までしか使えないとのことで、とりあえず撮ってしまえと。行かない方がいいんじゃないかと止めたかった」と明かした。

 その際阪本監督から「もしその後撮影できなくても『国連』という短編で公開する」と言われたといい、阪本監督は「そう言うしかないじゃないですか」と無事完成したことに安堵の表情を浮かべた。

 謎の男“M”を演じた香取は、「Mです。普段はSなんですけど。…すいません」とあいさつして笑わせ、「そうそうたる出演者の方の中で、とても緊張しながら一生懸命Mを演じさせていただきました。先輩方ばかりで、未來くんにだけは先輩面をしながら。本当に男の人ばかりで、さっき(の楽屋で)も、今日この後はどこに飲みに行くかみたいな話ばかり。楽しかったです。素晴らしい映画に参加できてよかった」と語った。

 海外での空き時間に飲んでいたと楽しげに振り返る佐藤と森山に対し、ニューヨークとロシアでのロケに参加した香取は「どちらも一泊いたかいなかったかぐらいで記憶が定かではありません。飛行機に乗っていた時間の方が長かった」とぽつり。それでも「すごく楽しい経験ができる撮影で、佐藤さんや未來くんと一緒に食事ができて楽しかったです」と前向きに語り、会場の笑いを誘っていた。

 映画は19日から全国ロードショー。


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