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ドラマ「真夜中のパン屋さん」の試写会が19日、東京都内で行われ、出演者の滝沢秀明、桐山照史(関西ジャニーズJr.)、土屋太鳳が登壇した。
本作は、大沼紀子さんの同名小説をドラマ化。都会の片隅で真夜中だけ開く不思議なパン屋を舞台に、笑顔が魅力的なオーナー(滝沢)と口は悪いがかなりの腕を持つブランジェ(パン職人=桐山)、訳あって居候をする女子高生(土屋)が巻き込まれる事件を通して、3人の奇妙な縁と葛藤、そして風変わりな客たちとの触れ合いを描く。
滝沢がNHKの現代劇に出演するのは今回が初めて。誰に対しても優しい男を演じる上で心掛けたことを聞かれると「今回は、攻める芝居ではなくて受ける芝居。セリフもすごく少なかったけど、役者としてはすごく難しい役。表情でセリフを語らなければならなかったので、役者人生の中ではチャレンジだった」と振り返った。
滝沢が演じるのは、亡き妻の遺志を継ぎ、半年前からパン屋のオーナーとなった元エリートサラリーマン。パン作りの腕はまだ磨いている途中という設定のため「今回は(パン作りの)練習も1回だけ。どうやったら下手に見えるかという、いつもとは逆の指導を受けました」と語り、苦笑いを浮かべた。
3人の楽しい掛け合いも見どころの一つ。その点については「ドラマの中でも希実(土屋)が飛び込んできて、3人での生活がスタートする。僕たちも今回“初めまして”で最初は3人とも、ぎこちない部分があったけど、逆にそれがリアルで良かった。撮影が進むにつれて関係が良くなっていく感じが、ドラマとリンクした。特に意識しなくてもリアルな3人の関係が映像に残されていると思う」と満足げに語った。
一方、腕のいいブランジェを演じる桐山は「ずっとパンを作ってきた人物として見られたかったのでそこを意識した」と話し、役作りについては「原作ではもっと冷たい印象のある役だけど、桐山照史が演じたらこうなる、というような関西のテンポ感を出したかった」と明かした。
土屋は「家庭環境の問題を抱えた複雑な役どころ。想像することはできても実感するのが難しかったので、監督に何回もアドバイスを頂いた。あとは、(役を)作り込んでいくのではなく、現場で滝沢さんたちと一緒に話して、現場の空気を感じることで希実ちゃんになっていくことができた」と語った。
本作の内容にちなみ、好きなパンを聞かれた滝沢は「撮影の練習で初めて作ったチョココルネ。百パーセント“ご飯派”だったのに、現場で釜で焼いたパンを食べた瞬間、パンに対する気持ちが大きく変わりました」と告白。土屋は「シュトレンが好き。パンは焼きたてがおいしいというけど、シュトレンは日にちがたつほどおいしくなる。私もシュトレンのように時間をかけて味のある大人になりたい」とほほ笑んだ。
最後に桐山が「食パン。食パンはサンドイッチやフレンチトーストなど、いろんなものに変わることができるので、自分もそういう役者になっていきたい」と締めくくり、会場を沸かせた。
ドラマは28日から毎週日曜日午後10時からNHK・BSプレミアムで放送。
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