X


市川團十郎さん66歳で死去 海老蔵「父の愛はいつも感じていた」と涙

 十二代目市川團十郎さん(いちかわ・だんじゅうろう=歌舞伎俳優、本名堀越夏雄=ほりこし・なつお)さんが3日午後9時59分、肺炎のため東京都港区の病院で死去した。66歳。東京都出身。葬儀・告別式の日程などは未定。

 團十郎さんは、1946年に十一代目の長男として生まれ、7歳のときに市川夏雄を名乗り初舞台。11歳で新之助、69年には十代目市川海老蔵を襲名し、85年には歌舞伎界の大名跡、市川團十郎の十二代目を襲名した。

 「勧進帳」や「暫(しばらく)」など、市川家のお家芸である「歌舞伎十八番」の演目を受け継ぎ、豪快な荒事(あらごと)で歌舞伎界の大看板「成田屋」を守り抜いた。また、明るいキャラクターが魅力の「助六」や「義経千本桜」などでの豪快で骨太な演技でも人気を集めた。

 團十郎さんは、2004年に「急性前骨髄球性白血病」と診断され、厳しい治療を乗り越えて2年後に復帰。07年3月には世界最高峰の舞台の一つ、パリ・オペラ座で初めての歌舞伎公演を長男の市川海老蔵と共に実現し、同年、紫綬褒章を受章した。

 團十郎さんは昨年12月、京都・南座で「吉例顔見世興行」出演中に、風邪による体調不良で休演。以後、療養に専念し、4月の歌舞伎座開場公演に備えていた。

 海老蔵は父の死を受けて「最期は家族でみとった。自宅に戻った顔は、闘病生活を終えてホッとした表情でした。僕はやんちゃで、わがまま。父には大きな愛、器で見守ってもらった。優しい人でした。父の子だったからこそ、僕も今いられる。父の愛はいつも感じていた」と時折声を詰まらせながら語った。

芸能ニュースNEWS

氷川きよし、2年ぶりの劇場コンサートツアー決定 10月に福岡から全国4都市で開催

2024年5月1日

 2022年末より歌手活動を一旦休止していた氷川きよしが、10月から「氷川きよし25周年記念劇場コンサートツアー」を開催することを発表した。  2000年「箱根八里の半次郎」でデビュー以来、多くのファンを魅了し続けてきた氷川。22年には、6 … 続きを読む

「お迎え渋谷くん」“渋谷大海”を演じる京本大我が「漫画の中の人間みたい」 “大崎”宮近海斗との直接対決にも注目集まる

ドラマ2024年5月1日

 京本大我が主演するドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系)の第5話が、30日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、蜜野まこと氏の同名漫画が原作。恋をしたことがない売れっ子俳優・渋谷大海(京本)が、保育士の青田愛花(田 … 続きを読む

「Destiny」“真樹”亀梨和也の“12年越しのバニラアイス”に反響集まる 「ずっと覚えていたんだね」「泣いちゃったよ」

ドラマ2024年5月1日

 石原さとみが主演するドラマ「Destiny」(テレビ朝日系)の第4話が、30日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、主人公の検事・西村奏(石原)が、学生時代の恋人・野木真樹(亀梨和也)と12年ぶりに再会を果たしたことで青春時代 … 続きを読む

「アンメット」“三瓶”若葉竜也が“ミヤビ”杉咲花に衝撃の告白 「あなたを治したいと伝えるシーン、すごかった」

ドラマ2024年4月30日

 杉咲花が主演するドラマ「アンメット-ある脳外科医の日記-」(フジテレビ系)の第3話が、29日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  原作は、同名コミック(原作:子鹿ゆずる氏/漫画:大槻閑人氏)。事故で記憶障害の後遺症を負った若手脳外科医 … 続きを読む

「366日」“遥斗”眞栄田郷敦のラストの演技に「鳥肌が立った」 「“宮辺看護師”夏子と遥斗は何か関係がありそう」

ドラマ2024年4月30日

 広瀬アリスが主演するドラマ「366日」(フジテレビ系)の第4話が、29日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、HYの名曲『366日』の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。高校時代に実らなかった恋をかなえようと再び動きだした … 続きを読む