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(上段左から)吉沢亮、永瀬正敏、(下段左から)小栗旬、阿部進之介 映画『かぞく』
吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介の豪華俳優4人が主演し、澤寛監督のデビュー作品となる映画『かぞく』の公開が決定した。
17歳で漫画家デビュー、代表作『未成年』『編集王』『雲出づるところ』を送り出し、『同じ月を見ている』では平成11年度文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞、人気作家としてのキャリアを積み重ねていた2012年、突然この世を去った伝説の漫画家・土田世紀さん。多くの漫画家が影響を受けた土田さんの生きざまを描く未完の絶筆作品『かぞく』が実写映画化される。
脚本・監督を務めるのは、映画『十三人の刺客』『るろうに剣心』シリーズ、人気TVCM『au 三太郎』シリーズの衣裳デザイン、キャラクターデザインを務めて来た澤田石和寛氏。写真作家、映像作家として活動する澤寛(Kan Sawa)として、映画監督デビューを果たす。
ストーリーは、土田さんが残した『かぞく』の中で描かれた5つのエピソードを原作に、澤寛監督自身の生い立ちや経験を織り交ぜた叙情詩へと昇華。父が失踪し、母と2人で住み慣れた街を離れるマコト、内縁の妻とひそやかに生活を送るケンジ、妻を亡くし、父1人で2人の子どもを育てるタケオ、久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチ。4人の男の4つの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描き、「家族とは何か」を問い掛ける。
吉沢亮(左)、永瀬正敏
<澤寛監督のコメント>
「ずっと現代における『家族とは何か』と考えてきた。私にとって家族とは他人も同然で、家族に何かを求める意思を持つことはなかった。家族という組織は親子、夫婦それぞれが、その時代を生き抜くために互いの“扱い”を変えながら、愛も遺恨も引き連れて出産と育成という本能をもとに、社会環境の変化に合わせてその時代に必要な関係を維持しながら、役割を変えてきたのだ。
本格的なポストプロダクションに入る前、私は20年ぶりに実家を訪れ独り身の母と会話をし、これまで感じてきた家族を好きと思えなかった理由を述べた。そして、私の父親、彼女の元夫が数年前に亡くなっていたことを伝えた。元夫の人生の結末を聞いた母の口から、私の幼少期に起きた家族の事情を伝えられた。それは子どもからの目線であったからなのかもしれない。しかし、その時の私は、家族というものは、生きていようが死んでいようが関係がなく、自身が自身であるために必要な存在なのだと理解した。
この映画の呼吸を聞く。私の目に見える世界は少しずつ変わっていく。私は、この不思議な関係を描くことで、家族の未来を描き出したのだ」
小栗旬(左)、阿部進之介
映画は、11月3日からテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷で公開。
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