小野花梨、軽度知的障害と自閉症のある難役に挑戦 W主演の風間俊介は「常に寄り添い繊細で的確な言葉選びで導いてくださった」

2023年7月7日 / 11:38

(C)ドラマ「初恋、ざらり」製作委員会

 ドラマ「初恋、ざらり」に出演する小野花梨の取材会が開催され、ドラマの見どころや共演者の風間俊介の印象などを語った。

 本作は、ざくざくろ氏の人気漫画が原作。軽度知的障害と自閉症のある主人公・上戸有紗(小野)が“普通”になれない苦しさに自分自身の価値を見失いながらも、アルバイト先の先輩・岡村龍二(風間俊介)と出会って恋に落ち、心境が変化していく物語。小野と風間がW主演を務める。

 小野は、「初主演としてやらせていただける喜びと共に、たくさんの人に愛されている有紗という役を自分が実写化することに対する恐怖心と責任感を感じながら作らせていただきました。一生懸命に生きる有紗を見て、温かい気持ちを感じていただけたらうれしいです」と笑顔で話した。

 原作の魅力については、「有紗の知的障害があるが故に抱える劣等感になぜだか共感し、読み終える頃には有紗を通して自分の不器用な部分を愛することができる、そんなざらりとした感情も、そっと肯定してくれるような作品だと思います」とアピール。

 自身の役作りについては、「有紗は言葉がすぐに出てこなかったり、自分の感情を言語化することが非常に苦手なため、会話のスピードとトーンの調整を繰り返しながら作っていきました。精神性としては、慢性的に感じる劣等感や不安感がある中で、それでも一生懸命に生きているというけなげさや愛らしさを決してなくさぬよう、丁寧に表現していかなければならないと思いました」と語った。

 「撮影現場での風間さんの印象は?」と聞かれると、「バランス感覚に優れた方で、自分はどういう立ち振る舞いをしたら、みんなの最善のピースになれるのかというのを常に考えている方です。いつも寄り添い繊細で的確な言葉選びで導いてくださいました。途方もない愛情に甘えさせていただいて、風間さんをはじめ、ほかのキャスト、スタッフさんがくださる絶対的な安心感の中で、有紗を演じられた時間は本当に幸せでした」と答えた。

 ドラマは、7月7日 深夜24時12分からテレビ東京系で放送スタート。

【衣装協力】Y’s、daichïogata、GARNI、アビステ


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