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井伊虎松役の板垣李光人(左)と徳川家康役の松本潤 (C)NHK
嵐の松本潤が主演するNHK大河ドラマ「どうする家康」の第16回が30日に放送され、井伊虎松(直政)役の板垣李光人からコメントが届いた。
第16回の副題は「信玄を怒らせるな」。浜松に居城を移した徳川家康(松本)だが、城下で虎松と名乗る少年に襲われる。遠江の民は徳川を恨んでいるという虎松の言葉に、家康は傷つく。
一方、武田信玄(阿部寛)に対抗し、家康は上杉謙信との同盟を探るが、それが武田方に漏れ、信玄を激怒させてしまう…というストーリーだった。
板垣は、初めて台本を読んだとき、家康との出会い方に衝撃を受けたという。
「特に印象に残っているのは、家康を殺そうとして捕らえられた後、遠江の民がどう感じているか、思いの丈を家康にぶつけるシーン」だと明かした。
「彼自身も家族を失い、激動の幼少期を過ごしましたが、自分のことだけでなく、乱世に生きる人たちの思いや苦しみを代弁しているようにも感じました。虎松は、親も失い、家がめちゃくちゃになり、殺伐としたものを見て育ってきた。家康と対峙(たいじ)した彼には相当な覚悟があり、自分自身も死ぬ覚悟すら持っていたと思います」とコメント。
「そんな中、家康は自分の命を狙った虎松をおとがめなしで逃がしました。生きるか死ぬかの世にこんな人がいるのかと、虎松も驚いたと思いますし、『自分が変わるから見ていてくれ』と言われるなんて…。逃がしてもらってから、家康に仕えるまで時間は空きますが、その間も虎松は家康のことを考えていたでしょうし、心引かれただろうと思います」という。
さらに、「つらい幼少期を過ごしたからこそ、この時代に必要なのはきっと家康のような人だと感じたでしょうし、あのシーンは演じていてぐっとくるものがありました」と振り返った。
直政の人物像については、「徳川家臣団のメンバーはほとんどが三河出身ですが、直政は井伊谷出身で、しかも途中から加わっている。だからこそ、家康や他の家臣に対しても、言いたいことを言える部分はあるのかなと思います」とコメント。
また「言動だけ見ると一見生意気と思われるかもしれませんが、その裏には、由緒ある井伊家を背負っているプライドや、自分の家を立て直したいという強い使命感があるのだと解釈しています。今後、徳川に仕えていくことになりますが、何としても殿を天下人にさせたい、自分も出世したいという強い思いがあるからこそのアプローチだと思うので、その芯の強さは軸として持ち続けていきたいです」と語った。
直政は“赤鬼”とも呼ばれる。板垣は「血気盛んなところだけではない、冷静な面や頭の回転の速さ、先を見る力だったり…彼が家康を支えてきた理由をひもときながら、自分なりに個性をもって演じていけたらいいなと思っています」と話した。
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