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映画『ロストケア』公開前夜祭舞台あいさつが23日、東京都内で行われ、出演者の松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、加藤菜津、柄本明と前田哲監督が登壇した。
本作は、日本の介護を巡る問題に鋭く切り込んだ、葉真中顕氏のデビュー小説を映画化。介護士でありながら、42人をあやめた殺人犯を松山、その彼を裁こうとする検事を長澤が演じた。
松山と長澤はこれが初共演。長澤は「やはり撮影中、ケンちゃん(松山)と会話をしなかったということが心に残っています。互いに(役の)立場が違ったので、そういった空気感を壊さないようにしようという思いから、互いにいつの間にか当たり前にそうなっていた感じで」と語った。
一方、「イメージと違かった部分」を問われた長澤は「目の色がすごく茶色い」と答えたが、「みんな知ってるか」と苦笑い。松山は「わい(自分)もあまり知らなかった」と笑った。
そんな松山は「自分の中では、親子の関係を演じた柄本さんとのシーンは、特に忘れられないものになりました」としみじみ語った。
試写会などでは、柄本の迫真の演技が話題になっているが、当の柄本は「あまり覚えてないんですよ。どんどん忘れちゃうから」とあっけらかんと語って笑わせた。
しかし、柄本にとって松山は特別な存在だという。「松ケンは家族でファンなんです。長男(柄本佑)も、次男(柄本時生)も、僕も、松ケンファン」と明かした。
さらに、「この人の最初の主演映画(『ウィニング・パス』)にうちの亡くなったかみさん(角替和枝)が出ていた。かみさんが『いいのがいる』と言ったのかな。僕も1日(撮影に)行った。そうしたらこの人がいた。何も言葉を交わさなかったんだけど、キャスティングの人のところに行って、『あれ、どこで見つけてきたの?』と聞いたのは覚えています」とエピソードを語った。
松山は、柄本との共演について、「僕の中では、柄本佑として現場にいました。佑くんか、時生くんか、どっちか悩んだのですが、今回の作品でいうと、佑くんだと思って、佑くんとしてやらせていただきました」とコメント。これを聞いた柄本は「ああ、そうですか。ありがとうございます」と目を細めた。
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