ムロツヨシ「『今までのムロツヨシを捨ててください』と言われた」 「僕の人生は、荻上前と荻上後で変わった」

2022年8月31日 / 06:37

 映画『川っぺりムコリッタ』プレミア上映イベントが30日、東京都内で行われ、出演者の松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆と荻上直子監督が登壇した。

 『かもめ食堂』の荻上監督が手掛ける本作は、川べりの古いアパート“ハイツムコリッタ”に引っ越してきた孤独な男・山田(松山)が、さまざまな事情を抱えた住人たちと出会い、幸せを見つけていく物語。

 食事のシーンが印象的に描かれる本作。松山は、荻上監督の印象を問われると、「演技のキャッチボールでは、そんなに細かく演出されなかったのですが、口の中に入るものに関しては、ものすごくこだわりがある監督だと思いました」と告白。

 「ビールを飲むシーンでも、『あ~、うまいな』みたいな感じでやっていたら、監督が『すみません。ビールもっとうまくないですか? もっとうまいですよね? もう一回いきましょう』と。僕がご飯を盛るシーンでも、『もっと盛りますよね? もっと盛りません?』と言われ『分かりました』と。そういうくだりは結構ありました」と笑いを交えながら語った。

 山田の隣人・島田役のムロは「荻上さんと出会ったことで、役者としての考え方を大きく変えられた。『人生の天敵、現る』ですね。僕の人生は、荻上前と荻上後で変わっています」と語った。

 ムロは「40を超えて、自分なりに役者をやってきたつもり。『今までのムロツヨシを捨ててください』と言われることなんてないと思っていたけど、(荻上監督から)ハッキリ『捨ててください』と言われてしまった」のだという。

 「一度、二人っきりで、お酒を飲みながらしっかり話したんです。その後から急に、僕が本当に“今までのムロツヨシを捨ててやってみよう”となったので、隣にいる松山くんが、『何があったんですか?』と驚くぐらいでした」と明かした。

 松山は「現場でどんどんムロさんが静かになっていった。今までにないムロさん。すごく集中されていて」と回顧。ムロは「とてつもない人生経験をさせてもらった」と語った。

 映画は9月16日から公開。


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