森山良子「カムカムエヴリバディ」で晩年の安子役 「安子がアメリカに行った後の放送は見ていないんです」

2022年4月7日 / 08:20

娘のるい(左)と抱き合うアニー・ヒラカワこと安子 (C)NHK

 川栄李奈が3代目ヒロインのひなたを演じるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。ひなたの祖母であり、るい(深津絵里)の母親であるアニー・ヒラカワこと安子役の森山良子からインタビューコメントが届いた。

 森山は、役作りについて聞かれると、「ドラマの中の安子(上白石萌音)が、どういうふうに育って、どういういきさつでアメリカに行ったかということや、安子がしゃべる雰囲気とか、そういうところを見ていました。でも、結局自分っぽくなっちゃうもの。まねができるというものでもないですし、50年、60年の間に人も変わると思います」と語った。

 そして、「逆に、安子がアメリカに行った後の放送は見ていないんです。『お、ちょっとこれ見ちゃいけない』と思って、途中で視聴をやめました。私が知る必要がない内容だと思ったんです。安子はアメリカに行って、あえて日本に背をむけている。だから、ドラマで描かれている出来事をあまり情報として自分の中に入れてしまわない方が、そのまま安子が年を取ってアニーになった感じが出せると思ったんです」と明かした。

 撮影で印象的だったシーンについては、「るいとの再会のシーンが最初の撮影だったんですが、るいを見ただけでとても込み上げてくるものがあって、るい役の深津絵里さんを何度も抱き締めたほどです。るいに再会できてすごくうれしかったと言うと変ですが、母である安子の思いがとてもよく理解できて、私の中に安子が存在していることを感じました」と語った。

 また、「おいのジョージ(ハリー杉山)から岡山に行くことを促される場面で、アニーは『明日ここを発ってもう二度と日本には戻ってこない』と強がりを言うんです。自分の一番大切な娘のことですから、片時も忘れていないんですが、自分から身を引くところに胸が詰まってしまいました。『何でこんなに強いの? 安子!』って思うぐらい。昔の日本の女性のつつましくもたくましい一面を感じました」と話した。


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