深津絵里が2代目ヒロインのるいを演じるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。るいが働くクリーニング店に謎の客として現れ、やがてるいに大きな影響を及ぼす大月錠一郎(通称:ジョー)役のオダギリジョーからインタビューコメントが届いた。
当初は、「オファーを受けるかどうかすごく悩んだ」というオダギリだが、「脚本家の藤本(有紀)さんが、自分をイメージして書いてくれた役だと聞くと、役者冥利(みょうり)に尽きる光栄なことだとうれしかったし、求めてくれた以上のものをお返ししたいという気持ちに傾いていきました」と明かした。
役作りについては、「ジョーにとって何よりも大切なトランペットがうそにならないように、とにかく練習を続けました。1日に6時間を超える日もありましたが、そうした時間の積み重ねが体に染み込み、芝居に影響していくものなので」と語った。
深津の印象を問われると、「現場ではとにかく集中されていて、気軽に話し掛けることはできない雰囲気があります。それは他者を威圧するものではなく、心地良い緊張感です。同時に、共演者もスタッフも、深津さんに対して100パーセントの安心感を持っています」と話した。
最後にオダギリは、視聴者に向けたメッセージとして、「るいとジョーは(3代目ヒロインの)ひなた(川栄李奈)の人生にも関わっていく大切な役なので、丁寧に感情を紡ぐように心掛けています。ひなた編になったときに、改めて、るいとジョーの若かりし日々や、大阪での物語をいとおしく感じてもらえたらいいなと思うし、ひなたを見ているだけで、若き日のるいとジョーを思い出せるような、そういう強い感情を残せる2人が作れたらいいなと思います」と語った。