舞台「群盗」制作発表会見が4日、東京都内で行われ、出演者の小出恵介、池田朱那、新里宏太、演出の小栗了氏が出席した。
小出は、2017年に未成年との飲酒などが報じられ、無期限で芸能活動を停止。18年に所属事務所との契約を終了して渡米し、昨年8月に日本での活動再開を発表した。
冒頭で、小出は「6年ぶりの舞台をやらせていただくことになりました。いろいろな経験がありましたが、再びこうやって皆さまの前に立てることを、非常にうれしく、感慨深く思っております。真摯(しんし)な気持ちで臨みたいと思います」と意気込みを語った。
俳優・小栗旬の兄で演出を担当する小栗氏は「2019年7月にインスタグラムのDMでメッセージを送りました。埋もれてしまうかと心配したけど、返信を頂いて、そこから話がスタートしました」と経緯を明かした。
小出は、当時、ニューヨークで学校に通い演劇を学んでいたという。「そんなときに、『舞台に立たないか』という言葉を頂いて本当に感動しました。旬くんの監督する映画に出させてもらったこともあったので、お話を頂き、ご縁を感じました」と笑顔で話した。
質疑応答では、過去の事件に触れた質問も。小出は「いろんなことがありました。こういう場所に立たせていただけることが奇跡のよう。俳優というのは演技をするのが仕事だけど、それだけではない。何があっても、全て受け入れなければいけないと思っており、ちゃんと向き合って、またそこからできることをやっていくのが道だと思いました。改めて、フリーな気持ちでやっていけたらと思います」と決意を述べた。
舞台は、2022年2月18日~27日、埼玉県・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみで上演。