生駒里奈、久々の制服姿に照れ笑い 「現役時代と比べるとすごく恥ずかしい」

2020年8月28日 / 15:26

マウスシールドを装着して本番に挑む生駒里奈

 舞台「かがみの孤城」の囲み取材が28日、東京都内で行われ、出演者の生駒里奈、溝口琢矢ほかが出席した。

 本作は、人間関係に悩み、家に閉じこもる生活を送っていた女子中学生・こころ(生駒)が、鏡の中の異世界に引き込まれ、そこで出会った仲間と心を通わせていく様子を描く。

 生駒は「オファーを頂いたのは去年。原作を読み、主人公のこころが自分と似た境遇にいるところに、すごく興味を引かれました」と出演への経緯を語った。

 「似ているところとは?」と尋ねられると、「こころは学校のクラスメートとの間でトラブルがあって、不登校になってしまった女の子。私は小学校、中学校とそんなに明るくなくて、いじめられっ子という立場にいたので、そういうところは似ていると感じました」と明かした。

 新型コロナウイルス感染対策のため、稽古は常にマスクを着用して実施。本番も透明のマウスシールドを装着して挑む。

 昨日の稽古からマウスシールドになったそうで、生駒は「『はじめまして』という感じ。毎日稽古を重ねてきたけど、目線しか見えてなかったので、『みんなこんな顔をしているんだ』と思った。黒いマスクだと本当に顔が分からない。やっと人間を見た、という感じです」と語ってほほ笑んだ。

 また、「久しぶりの制服姿」について聞かれると、「その質問がくると思って、3日前ぐらいから考えていました。現役時代と比べるとすごく恥ずかしいので、なるべく着たくはない服になってしまいましたが、役のこころになれたからこそ着られるというのもある。見てくださる方には、そういうところも含めて楽しんでもらえたら」と語った。

 舞台は8月28日~9月6日、都内・サンシャイン劇場で上演。その後、大阪、愛知公演を予定。

(左から)原作者の辻村深月氏、生駒里奈、溝口琢矢、演出・脚本の成井豊氏


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