吉沢亮、ダークな役柄で新境地 「ここまで嫌われそうな役は初めて」

2020年8月29日 / 06:30

バッタ嫌いを克服した吉沢亮

 映画『青くて痛くて脆い』の初日舞台あいさつが28日、東京都内で行われ、出演者の吉沢亮、杉咲花、岡山天音、松本穂香、森七菜と狩山俊輔監督が登壇した。

 本作は、大切な仲間と居場所を奪われた大学生(吉沢)が、うそと悪意にまみれながら、復讐(ふくしゅう)を行っていく姿を描いた青春サスペンス。

 ダークなキャラクターに挑んだ吉沢は「自分の狭い世界の中だけで生きて、自分がどんどん落ちていくさまに他人を巻き込んでいく、ものすごく自分勝手な男。ここまで嫌われそうな役は初めてなので、皆さんがどんな反応をするのかすごく楽しみです」と笑顔で話した。

 また、本作のキャッチコピー「この青春には、嘘がある」にちなみ、「自分の人生最大のうそ」について尋ねられたキャストたち。

 杉咲は「小さい頃に、母も私もポテトが好きで、よく一緒に食べてたんですが、母はカリカリのよりもフニャッとしたポテトが好きだった。私がフニャッとしたのを見つけ出すと喜んでくれるのがうれしくて、私は見えないところで、ポテトを指でつぶし、『あったよ!』ってうそをついてました」と、ほほ笑ましいエピソードを披露した。

 一方、吉沢は「これまでいたるところで『バッタが苦手』という話をしてきた。でも最近、緑しか見えないような、ど田舎でのロケが多くて。それが当たり前の空間で生活していると“そいつら”に慣れてくる。今まではここにバッタいたら『うわー!』ってなってたのが、今は『うわっ、ダル!』ぐらい。今朝も情報番組で『人生でバッタに4回泣かされた』と、バッタ大嫌いアピールをしちゃったんですが、実はちょっと乗り越えちゃった自分がいる」と話して笑わせた。

吉沢亮(左)と杉咲花


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