映画『マスカレード・ホテル』大ヒット御礼“潜入”舞台あいさつが4日、東京都内で行われ、出演者の木村拓哉と鈴木雅之監督が出席した。
本作は、東野圭吾氏の同名小説を映画化。連続殺人事件を解明するためにホテルマンとして潜入した刑事(木村)と、ホテルの従業員(長澤まさみ)とが事件解決に挑む姿を描く。
この日は、劇中の設定にちなみ、木村が客席で作品を鑑賞するサプライズを実施。上映終了後に舞台あいさつが開始されると、木村は客席から立ち上がって登場し、会場は歓声に包まれた。
その後、司会者から感想を聞かれた木村は「非常に周囲の方には気を付けました。一番苦しかったのは、本編が終わって、エンドロールが流れて、劇場に明かりが戻ったときで、たくさんの方がお手洗いに行かれて…」と答えた。
企画を聞いた当初はあまりイメージが湧かなかったそうだが、「見終わったばかりの方は、こういうことをお話しされているんだというのがサラウンドで聞こえてきました。こういうところで笑ってくださったり、こういうところで拍手が湧き起るんだとか、経験しないと分からなかったので、こういう場を設けてくださって感謝しています」と語った。
その後は、観客との質疑応答も実施。続編の可能性を問う質問には、会場中から期待の拍手が起こり、木村は「今頂いた拍手や、質問頂いた内容とかを東宝さんにぶつけます」と意欲を見せた。
公開17日間で興行収入26億円突破という大ヒットについては、「あまり実感はないのですが、数字の報告を受けた際には、すごくたくさんの方に受け取ってもらえていることは感じました。思い返してみると、パーソナルな部分で、『映画を見に行きました』と言ってくださる方が、周りに多いのは確かです」と語った。