樹木希林、エレノア監督&ダイアン・レインと初対面 「私は夫に仕えておりませんので」と“希林節”も

2017年6月7日 / 16:51

 映画『ボンジュール、アン』の来日記者会見が7日、東京都内で行われ、主演のダイアン・レイン、エレノア・コッポラ監督、ゲストとして女優の樹木希林が出席した。

 フランシス・フォード・コッポラの妻エレノア・コッポラが、自身の体験を基に描いた長編劇映画監督デビュー作。仕事ばかりの夫を持つアンが、夫の友人ジャックと共にカンヌからパリを旅する中で、自分を見つめ直し、人生の喜びを発見していく物語となっている。

 約4年ぶりの来日となったエレノア監督は、日本が大好きといい「夫や娘の記者会見は何度も傍聴してきましたが、自分が主役で記者会見をしたのはこれが初めて。皆さんの映画に対する関心を感じて大変うれしく思います」と感謝を述べた。

 これが15年ぶりの来日となったダイアンも「この作品を携えて来日できたこと、非常に誇りに思っています。最近よく作られている中毒性のあるアドレナリンが出るような映画ではありません。おなかもあごも緩ませて、90分間リラックスしながら楽しんでいただけたら」と笑顔でアピールした。

 この日は、80歳にして長編劇映画監督に挑戦したエレノア監督を祝福すべく、日本を代表する女優の樹木が駆け付けた。

 エレノア監督にバラの花束を手渡した樹木は「この前のカンヌで監督賞をもらったソフィア(・コッポラ)さんのお母さん、どんな佇まいの方なんだろうと思っていたら、いや~、やっぱりすごいですね…。80歳のエレノアさん、本当にお目にかかれてよかったです」と感激した様子。

 同作にも深く感銘を受けたようで「日本でもちょうど50過ぎて、こんな生活でいいのか、夫に沿って生きてきた自分は何だったんだろうと、特に才能のあった奥さんは悩み始める時なんです。私の周りにもたくさんいる。そして離婚しようかなと迷い、踏みとどまっている。そういう人たちがこの映画を見た時に、何か胸に落ちるのでないかと思います」と見どころをアピールした。

 一方で「アンという女性に共感した部分は?」と尋ねられた樹木は、夫の内田裕也を引き合いに「私はエレノアさんのように夫に仕えていませんので。長い間、50年近く別居しておりますので何も苦労していません。なので、共感できるところはちょっとないかもしれませんね」とちゃめっ気たっぷりに答え、会場を盛り上げた。

 映画は7月7日から全国公開。


芸能ニュースNEWS

「Dr.アシュラ」“小西”マキタスポーツの“健太”矢野聖人への手紙に号泣 「最後15分涙止まらず。泣き疲れて放心状態」

ドラマ2025年6月19日

 松本若菜が主演するドラマ「Dr.アシュラ」(フジテレビ系)の第10話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、時に重症患者2人を同時にオペするなど、鬼神・阿修羅のごとく振る舞う様子から“アシュラ先生”と呼ばれるスーパー救 … 続きを読む

「天久鷹央の推理カルテ」“鷹央”橋本環奈と“大鷲”柳葉敏郎が激突! 「もう完全にギバちゃんの演技にやられた」

ドラマ2025年6月18日

 橋本環奈が主演するドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(テレビ朝日系)の第8話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレあり)。  本作は、驚異の知能を誇る診断医・天久鷹央(橋本環奈)が、内科医・小鳥遊優(三浦翔平)と医学的な知見と診断能力を武 … 続きを読む

「パラレル夫婦  死んだ“僕と妻”の真実」「別々の世界線を生きる。夫婦の新しい形」「強くて優しくてはかない物語だった」

ドラマ2025年6月18日

 「パラレル夫婦  死んだ“僕と妻”の真実」(カンテレ・フジテレビ系)の第12話(最終回)が、17日に放送された。  本作は、事故で死別した夫婦(伊野尾慧、伊原六花)が“奇跡の再会”に振り回されながら、お互いの「死の真相」と「不倫の真相」を … 続きを読む

「続・続・最後から二番目の恋」“広行”浅野和之と“和平”中井貴一のドタバタ劇に爆笑 「手錠でトイレと土下座なんて、腹筋崩壊した」

ドラマ2025年6月17日

 小泉今日子と中井貴一のダブル主演するドラマ「続・続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)の第10話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレあり)。  本作は、テレビ局プロデューサー・吉野千明(小泉)と、鎌倉市役所で働く公務員・長倉和平( … 続きを読む

日曜劇場「キャスター」「ある意味、伝説の日曜劇場になってしまったかも」「果たして続編はあるのか」

ドラマ2025年6月16日

 日曜劇場「キャスター」(TBS系)の第10話(最終回)が、15日に放送された。  本作は、型破りなキャスターの進藤壮一(阿部寛)が、テレビ局の報道番組を舞台に、闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく社会派エンターテインメント。(*以下、ネ … 続きを読む

Willfriends

page top